求人探してて疑問に思った!キャバクラと高級クラブの違いって何?
🖋この記事を書いた人
こんにちは。
上京して銀座の高級クラブでホステスをしている“レイナ”と申します。
現在、勝どきのタワーマンションで優雅な生活を満喫中です。
執筆者 レイナ

上京してナイトワークを探すなら、まず求人サイトを見ますよね。

その求人サイトを眺めていて、気になったことはありませんか?

キャバクラと高級クラブって、どう違うの!?

って。

求人情報だけ見ると、種類は違っても仕事内容には違いが無いように見えますよね。

なんとなくTVドラマで見たりしたイメージしか持ってない方も多いと思います。

でも、この2つの仕事には仕事内容やお店のシステムに明確な違いがあるんです!

キャバクラと高級クラブは似ているようで全然違う


私は、東京でキャバクラと高級クラブ、両方で働いたことがあります。

どちらの職業が優れているとかはありませんが、両方経験してきた私個人としては、早い段階から高級クラブで働いた方が色々学べておすすめです。

ただ、キャバクラにも稼ぎやすい環境や働きやすい理由はたくさんあります。

人によって向き不向きはあると思うので、どちらが良いか、自分の性格や働く目的とも合わせて比べてみてください!

『指名制度』の違い


お客さんとしては、お金を払うなら好きな女の子に接客して欲しいと思うのが当たり前ですよね。

キャバクラにも高級クラブにも指名制度はあります。

ですがそのシステムや考え方はお店によってかなり違うんです!

まずは、それぞれの指名制度の違いについてお教えします!

キャバクラは指名制


キャバクラは、お客さんが毎回気分や好みで好きなキャバ嬢を指名できます。

本指名とは?
馴染みのキャバ嬢を指名すること
場内指名とは?
お店の中で気に入ったキャバ嬢を指名すること

この2つの指名システムがあるんです!

特に希望が無ければ、指名なしのフリーで来店することもできます。

原則的には指名替えも可能ですが、指名替えされたらキャバ嬢としては嬉しくありませんよね。

キャバ嬢を悲しませたり、怒らせてしまう原因にもなってしまうので、遊び慣れてるお客さんほど指名替えはしないです。

高級クラブは永久指名制(口座制)


高級クラブには本指名や場内指名といった種類はなく、永久指名制一択です。

お客さんはママの判断でホステスを付けられて、その子を永久指名することになります。

永久指名のホステスの呼び名
『係』や『担当』って呼ばれます。
関西では口座制とも言うそうです。

指名替えは原則できませんし、一見さんお断りのお店ばかりで、紹介してもらわないと入店もできません。

ですが、基本的に高級クラブでは係のホステスと数名のヘルプで1組のお客さんを接客します。

ヘルプのホステスは替えられるので、お客さんは毎回新鮮な気持ちで接客を受けられますね。

『接客スタイル』の違い


キャバ嬢もホステスも、まずは接客のやり方を覚えなければいけません。

ですが、キャバ嬢とホステスは、接客で意識するべき点が違うんです。

この接客スタイルによって、どちらの方が向いてるかは大きく変わってきますよね!

キャバクラの接客は個人営業スタイル


キャバクラは基本個人営業。
「お客さんにいかに自分を気に入ってもらえるか」が勝負です。

なので、同じお店で働いている他のキャバ嬢は同僚でありながらライバル。

接客も、団体客でなければ1対1で行うことが多いですね。

もし入店してすぐにお客さんに恵まれたら、すぐに高収入をゲットできます。

成功すればかなり稼げますし、お店を移ってもお客さんが付いてきてくれます!

POINT

個人戦になるのでキャバ嬢同士は少しギスギスしてるかも?

高級クラブの接客はチームプレイスタイル


高級クラブでは、係とヘルプのホステスが1つのチームとして接客を行います。

お客さんが指名したい嬢を選んだりっていうことが無いので、ホステス同士は仲良し。

もちろん人間関係の良し悪しなんかはありますが・・・。笑

基本的には「お店一丸になって接客しよう!」という協力体制が出来上がります。

ただ、高級クラブで働くにはまずヘルプとして下積みを積むことになります。

POINT

たくさん稼げるようになるには、係のホステスに昇格しないとならない。

ヘルプでもそれなりにたくさん稼ぐことはできるので、仕事としてはかなり高収入ですけどね。

『ヘルプ』の違い


高級クラブにはヘルプのホステスがいる、と言いました。

ですが、キャバクラでもヘルプの概念はあります!

ただそれは、高級クラブとは少し違った考え方なんです。

どのように違うのか、それぞれのお店の「ヘルプ」の違いについてお教えします!

キャバクラのヘルプは制限がある


団体客が来店して、指名のキャバ嬢1人では人手が足りない時。

同じキャバ嬢を指名するお客さんが2組同時に来店した時。

キャバクラでは、こうしたシチェーションでの場つなぎ役が「ヘルプ」と呼ばれています。

ヘルプを担当するのは?
  • 体験入店(体入)中のキャバ嬢
  • 新人のキャバ嬢
  • 派遣のキャバ嬢

私も派遣キャバ嬢の経験があるので、ヘルプ接客は何度もやりました。
ただ、手が空いていれば人気の在籍キャバ嬢が入ることもあります!

 注意点
キャバクラのヘルプは、他のキャバ嬢のお客さんを横取りする行為と思われてしまうため、名刺や連絡先の交換や密着するような接近接客などの営業行為は一切禁止!

ちなみに、キャバクラではヘルプが稼いだドリンクバックなどは全部ヘルプの取り分です!

また、ヘルプでも気に入られれば指名を、ヘルプから指名キャストに昇格するのは案外簡単だったりします。

高級クラブのヘルプは比較的自由


高級クラブでは、新人は必ずヘルプのホステスとしてスタートします!

しかも、ヘルプでもお客さんとの名刺や連絡先の交換、それから同伴などの営業もOKなんです。
(もちろん係のホステスに聞いてからするのがマナーですが!)

 注意点
ヘルプが同伴したりボトルをおろしても、その売上げは全部係のホステスのもになり、自分の売り上げにはならない。

接客が自由な分、ヘルプから係に昇格するにはママの信頼を得る必要があります。

資金力のあるお客さんを引っ張ってきて係に昇格するホステスもいますね。

キャバクラに比べると、ヘルプから係に昇格するのはかなりハードルが高いんです・・・!

『料金システム』の違い


一般的に“料金が高い”というイメージが強い、夜の世界。

この料金システムにもお店によって少しずつ違いがあります。

キャバクラと高級クラブの料金システムの違いについてもご覧ください!

キャバクラは時間制

キャバクラは時間制で、『1時間で〇〇円』など、時間で料金がきっちり決まっています。
いわゆるセット料金と言われているものですね。

時間が来れば延長して、キャバ嬢とお酒を飲むことになります。

高級クラブは時間制じゃないお店もある

高級クラブは時間制とそうでないお店があります。

時間制ではないお店は「席料〇万円でフリータイム」など、時間を気にせず楽しむことができます。
ですが、あまり長時間いるのはスマートではないので、できる男の人ほど長居はしませんね。

 注意点
長時間いると別途タイムチャージが発生したり、フルーツなどを出されて高くなることも!

高級クラブでは、席料の他にも様々なチャージが必要です。

例えば?
  • 割り材用のミネラルウォーターに対するミネラルチャージ
  • ボーイの仕事に対するボーイチャージ
  • ホステスの指名料にあたるホステスチャージ
  • 決められた時間を延長した時にかかるタイムチャージ
  • サービスチャージ30%~50%

これらの各種チャージはお店によって異なり、ママの裁量で決められています。
まさにお金のあるお客さんの遊び場ですね!

『客層』の違い


客層にも違いがあります。

私が働いてきた歌舞伎町のキャバクラと銀座の高級クラブ。

その具体的な客層の違いについてお教えします!

キャバクラの客層


キャバクラに来るお客さんは下記のとおり。

  • 20代~50代と幅広い
  • 7割くらいがスーツ姿のサラリーマン
  • 若い女の子と一緒に盛り上がりたい人が中心
  • 色恋目的のお客さんもいる

キャバクラは料金が比較的低く、キャバ嬢も普通の女の子といった感じの子も多いので、雰囲気は賑やかです。

高級クラブの客層

高級クラブに来るお客さんは下記のとおり。

  • 大抵が40代以上
  • 服装はスーツが95%以上(※ドレスコードがある為)
  • 有名企業の社長や芸能人など高収入なお客さんが多数
  • 色恋目的のお客さんもいる

キャバクラに比べてお客さんの年齢層が高く、ホステスも大人で色気のある人が多いので、店内の雰囲気も落ち着いています。

『給料システム』の違い


キャバクラと銀座の高級クラブでは、給料システムも全く違います。

ただ、お店によって違う部分もあるので、あくまで目安だと思ってくださいね。

キャバクラは時給制


キャバクラは時給制で、バックもあります。
新人でもベテランでも、実力や実績さえあれば給料もたくさんもらえますよ!

有名なキャバ嬢の中には、キャバクラデビューして数ヶ月で月収100万円を超えた人も。

実力が無ければ時給もバックもどんどん下がっていくので厳しい世界。

高級クラブは日給制


高級クラブは日給制のところが多いですね。

私が働いている銀座の高級クラブも、ヘルプは日給制です。

高級クラブは、ヘルプの場合売上を出してもバックはありませんので、給料は日給分のみとなります。
そして係になれば売上に基づいた完全歩合制です。

銀座の人気ホステスともなれば、年収ウン千万円を超えている人も珍しくありません!

普通のバイトと高級クラブの給料の違いは、こちらの記事で詳細にご紹介しています↓

『勤務する女性の特徴』の違い


キャバクラと銀座の高級クラブでは、どんな女性が働いているのかも気になりますよね。

なので、勤務する女性の特徴や雰囲気についても大まかにお教えします!

キャバクラで勤務するキャバ嬢


キャバ嬢は若い人、ナイトワーク未経験から始める人も多いです。

お客さんも素人っぽい女の子が好きで来店する人も多いので、若い女の子が中心

明るくて盛り上げ上手な人がキャバ嬢に多いですね。

高級クラブで勤務するホステス


高級クラブのホステスは、私の感想としては『THEイイ女』

特に銀座になると、見た目は芸能人レベル、内面も教養があって頭が良い女性ばかり。

並大抵の努力では務まりません。

私も、ホステスになってからママにガッツリ教養や社会常識を叩き込まれました・・・!

『ボトル制』の違い


キャバクラにも銀座の高級クラブにも、お酒はつきもの。

特に、ボトルはたくさん空けられれば空けられるほど良い結果に繋がります。

ですが、お店で登場するボトルには様々なシステムの違いがあるんです!

キャバクラはハウスボトルがある


キャバクラには「ハウスボトル」と呼ばれるお酒があります。

セット料金に含まれているボトルのことで、焼酎やウイスキーが多いです。

このハウスボトルは、お客さんは飲み放題で、自由に飲むことができます!

お客さんがキャバ嬢にお酒を飲ませるときには、別途ドリンク代が発生します。

 注意点
ハウスボトルのお酒はキャバ嬢が飲むことはできない。

高級クラブはハウスボトルがない


高級クラブではハウスボトルはありません。

お客さんは必ずボトルをキープしておかなくてはいけないため、ボトル代がかかります!

もちろんホステスもボトルのお酒は飲むことができるので、みんなで乾杯できますよ!

お酒は基本的にはウイスキーや日本酒など、各種揃っていますね。

お店によって違いますが、キャバクラに比べると同じ銘柄でも料金は割高です。

『お酒』の違い


ところで、キャバ嬢やホステスは絶対にお酒を飲まないといけないのでしょうか?

これもキャバクラか銀座の高級クラブかで少しずつ違いがあります。

特にお酒が飲めない人、苦手な人はぜひチェックしておいてください!

キャバクラではお酒が飲めなくてもOK


キャバクラでは18歳以上のキャバ嬢を募集しているので、未成年のキャバ嬢も多いです。

なので、基本的にはキャバクラではお酒が飲めなくてもOK!

もし成人済みでもフェイクのノンアルコールで乗り切れます。

実際、歌舞伎町の伝説の元キャバ嬢、愛沢えみりさんも、全くお酒を飲まずに接客していたらしいですよ!

高級クラブはお酒が飲めないとNG


高級クラブの場合は18歳以上ではなく、20歳以上でホステスを募集していることも多いです。

というのも、高級クラブではお客さんとボトルのお酒を飲むのが当たり前だから。

キッチンで作る嬢専用のドリンクメニューや、フェイクドリンクはありません。

たくさん飲んでお客さんのボトルを開けることがホステスの仕事でもあるので、「飲まないと稼げない」というのが常識です!

どうしても飲めない場合は?
最近では『飲めなくてもOK』の高級クラブも出てきているのでそういうお店を選ぶ。

『マナー』の違い


私が特にキャバクラと高級クラブで働いてきて「違う」と感じたのは、このマナーです!

キャバクラと高級クラブでは、様々なマナーに対する考え方の違いがあります。

働く上で、これについてはぜひ知っておいてください!

キャバクラのマナーはゆるめ


キャバクラは全体的にマナーがゆるめで、お客さんが不快だと思わなければOKです。

例えば?
  • 待機室で携帯を触るのOK
  • 待機室で化粧直しOK
  • 待機室でお菓子OK

お酌の仕方やお客さんへの接し方も、キャバ嬢に委ねられていることが多いですね。

なので、中にはタメ口で話したり、お客さんと友達のような関係性になるキャバ嬢もいます!

高級クラブのマナーは細かく厳しい


ただ、高級クラブの場合はマナーにとにかく厳しいです!

例えば?
  • 待機部屋での携帯はNG。(お客さんとの連絡はOK)
  • 水割りの作り方に厳しい
  • 座っている時の姿勢に厳しい
  • 言葉遣いに厳しい
  • 社会常識に厳しい

とにかく、あらゆる面でマナーを叩き込まれます!

特に銀座は何十年も続いている老舗のお店が多いので、細かいルールやマナーがたくさん。

最初は面倒に思うかもしれませんが、マナーを守るのも一流ホステスの仕事です!

『ママの存在』の違い


高級クラブやスナックだと「ママ」っていう言葉がよく出てきます。
ですがキャバクラではあんまり聞かないですよね。

この「ママ」は、普通のお店で言う店長や社長のようなもの。

夜のお店では『そのお店の主役』みたいな立ち位置です!

この存在についても、キャバクラと高級クラブでは違いがあります。

キャバクラはママがいない


キャバクラでは基本的にママはいないので、お店の主役はキャバ嬢たち!

新人教育は先輩キャバ嬢やボーイが行い、仕事を覚えたらあとは個人での戦いです。

自分がお店の主役になれるよう努力することになります!

ただ、中には元キャバ嬢がママのような立ち位置で営業してるキャバクラもありますね。

高級クラブはママがいる


高級クラブでは必ずと言っていいほどママがいます!

そのお店の主役はママですし、ママの裁量で営業方針も、ホステスやお客さんの扱いも変わります。

良い意味でも悪い意味でも、ママの腕次第でお店が長続きするかどうかが変わってきますね。

新人ホステスの教育も、ママ自身や、ママに信頼されている先輩ホステスが行います。

『ノルマ』の違い


ナイトワークで働く上で、ノルマがあるかどうかはすごく気になりますよね。

もちろんノルマ事情はお店の方針などにも左右されます。

どんなノルマがあるのか、きちんとお店に確認してから入るようにしましょう。

キャバクラのノルマは店舗による


キャバクラはお店によってノルマがあるかどうかが違います。

ノルマがあることが新人キャストが集まらない理由になってきてますしね・・・。

ノルマの種類も、売上だったり指名本数だったり、お店によって様々。

最近では、ノルマを無しにしてキャバ嬢をたくさん集めてるお店も増えてるみたいですね!

高級クラブは同伴ノルマがメイン


高級クラブは今もノルマがあるのが当たり前。

ホステスになるからには、ノルマがあることは覚悟しておいた方がいいですね!

ただ、キャバクラみたいに種類はなくて、同伴ノルマだけのお店がほとんど。

係の場合、給料は売上折半制なので、自分が頑張らないと稼げないですしね。

ヘルプの場合はノルマなしのところがほとんどです。

 注意点
ノルマがないからと言って仕事をサボると出勤調整されたり日給を減らされる。

ホステスとして働くからには、ちゃんと売上を出す努力をすることは必要不可欠ですね!

まとめ

以上がキャバクラと高級クラブの違いでした。

ナイトワークが未経験の人でも働きやすい高級クラブはたくさんありますが、未経験歓迎・送りあり・終電OKなど、クラブチックの待遇の充実度はこちらで確認できるのでお店を選ぶ際の参考にしてみてください!

上京して高級クラブで働いてみたい!

この記事を読んでそう思ったらまずは上京マニュアルの記事を読んでみることをおすすめします。

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