ドキドキスナイデルンルン

「竹崎さんですか? スナイデルプレスルームのモノですが」
夢の中の出来事なのであんまり詳しくは覚えていない。
まぁ夢だろうが現実だろうが竹崎はいつもあまり覚えていないし、覚えるつもりもまったくない。ただし6ヶ月以内に4回やってしまうとアウトである駐車禁止の回数だけは何よりも確実に、彼女の誕生日などよりもよっぽど覚えている男ではある。
電話は続けざまに
「弊社のカタログ制作において、スタイリストを探している最中でありまして。候補として竹崎さんの名前があがっております。もし差支えなければブック等の資料も拝見させてもらえないかと思い、ご連絡させてもらった次第です」
なんとなく受けたその電話でのオファーの後に真っ先に考えたことは
「すげーかわいい声だったな、きっと佐々木希に似てるに違いない。多分俺と気が合うはずだ。付き合いたい。」
相変わらず自分勝手な男である。
まずブックを持っていかなくては何も始まらない。ちなみに竹崎は自分にレディースの作品が一つもないことにここにきてやっと気が付いた。おせーよ。今までだましだましやってきた人生だったのでそんな小さなことには慌てない。早速、今まではもう自分の得意のテリトリーとなった代官山蔦屋に行って片っ端からマニアックでおしゃれな洋書を買い漁った。ついでに調子に乗って神田の洋書専門の古本屋に行きつつやや古めの"ID"や"self service"もゲット。あとはそれを家に持って帰り、適当におしゃれでかっこよく見えそうなページを切りとってファイリング。クレジット表記のあるページは入れるとまずいので、それだけは入念にチェックしたつもりだ。ざっと半日で我ながら満足のいくブックを完成させた。まぁどうせ他の連中は海外の雑誌からヒントを得て、それに近いことを模倣してやっているだけだ。だったらページごと盗んでやった方が潔いし、男らしい。それが竹崎のやりかただ!!文句がある奴は前に出てきやがれ!!
その竹崎の強気な姿勢と今のスナイデルの破竹な勢いが合ったのかはわからないが、なぜだか竹崎はスナイデルのカタログのスタイリングをやることになったのだ。結局、最初に電話をくれた佐々木希似には会えずじまいのまま仕事は進行することになった。
来週はプレスルームでコーディネートを組むために、丸一日スケジュールを空けてある。それだけプレスルームに長時間いれば、きっと佐々木希似にも会えるだろう、という期待。と同時にそれだけ仕事としてプレスの人達と時間をすごしたり、目の前でコーディネートを披露することになると、あのブックの作品が自分のものではないことが発覚してしまうのではないか、という不安。
竹崎は今、良くも悪くもとてもドキドキしている。
1.最近会った人は??
田附くん。受賞おめでとう!!
2.最近買った物は??
朝ホットミルクを飲むためのマグカップ
3.最近読んだ本・マンガは??
"球界の野良犬" 愛甲猛
"球界のぶっちゃけ話" 愛甲猛
4.最近見た映画は??
"風にそよぐ草" アラン・レネ
5.最近聞いた音楽は??
都の西北
6.最近夢中になっていることは??
荻窪
7.最近食べたものは??
荻窪のマレーシア料理。うますぎて2日連続行った。
8.最近欲しいモノは??
ノーティーバイネイチャーのバット
9.最近行ったところは??
地主さんと葉山ロケ
10.ひとことお願いします。
♪もういくつ寝るとスナイデル〜
















































































