上京すればなんとかなる?実体験から語る「なんとかなること/ならないこと」・必要な準備も紹介
🖋この記事を書いた人
執筆者 マミ
皆さんこんにちは。
就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。

「上京すればなんとかなる」という言葉、上京を迷っているときに一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。この言葉を信じて飛び込むべきか、それとも慎重に準備すべきか、悩んでいる方も多いはずです。

結論からいうと、「なんとかなる」は半分本当で、半分はウソです。東京は確かにチャンスの多い街ですが、準備なしで飛び込むとリスクも大きいのが現実。特に女性は注意が必要な場面もあります。

この記事では、実際に上京した筆者の体験をもとに、「なんとかなること」と「なんとかならなかったこと」を正直にお伝えします。上京前に最低限準備しておくべきことも紹介するので、これから上京を考えている方はぜひ参考にしてください。

「上京すればなんとかなる」は本当なのか?

上京で迷っているときによく見かける「上京すればなんとかなる」という言葉。これは半分本当で、半分はウソです。確かになんとかならないことはないのですが、準備しておいた方が快適な東京ライフをエンジョイできるのは間違いありません。

東京は仕事がたくさんあるので、上京してすぐ働き始めることも可能な街です。極端な話、カプセルホテルに泊まりながらお金を貯めて、そこから家探しをするなんてこともできます。行動力さえあれば、なんとか生活を立て上げることはできるでしょう。

ですが、同時に危険が多い街でもあることを忘れてはいけません。特に女性は要注意。騙されて風俗系の仕事に勧誘されてしまったり、怪しいパーティに誘われたりといったことがリアルにあります。身寄りのない状態で上京すると、そういった危険に巻き込まれやすくなるのです。

だからこそ、特に女性は最低限「家」と「お金」だけは準備しておきましょう。ネガティブなことをお伝えしましたが、もちろん良いこともたくさんあります。東京は楽しくて便利、仕事の選択肢も増えるし、過干渉な近所の人もいません。しっかり準備をして上京すれば、東京は最高の街です。

上京して感じた「なんとかなる」こと

実際に上京してみると、思っていたよりなんとかなることも多いものです。ここでは筆者が上京して「意外と大丈夫だった」と感じたことを紹介します。

  • 仕事
  • 友人がいないこと
  • 家が狭いこと

仕事

仕事に関しては、東京は本当になんとかなります。求人数が圧倒的に多いので、仕事を辞めてもすぐに次が見つかるのが東京の強みです。地方では考えられないスピード感で転職できます。

ナイトワークなら即日で働けるお店も多いですし、派遣会社に登録すれば昼間の仕事への就職も容易です。「とりあえず働き口を見つける」というハードルは、東京では驚くほど低いのです。

また、定職についていなくても日雇いのスポット勤務の求人も豊富なので、お給料が0円ということはほぼありません。

もちろん、希望通りの仕事に就けるかは別の話ですが、「食べていくための仕事」という意味では、東京はなんとかなる街といえます。

友人がいないこと

上京前は「友達がいない土地で寂しくないかな」と不安に思っていましたが、これも意外となんとかなりました。最初は確かに寂しさを感じましたが、職場や趣味のコミュニティで少しずつ知り合いが増えていきます。

東京には全国から人が集まってくるため、同じように地方から上京してきた人が多いのも心強いポイントです。「地元に友達がいない寂しさ」を共有できる仲間が見つかりやすいのです。

また、一人でいることに対して周囲の目が気にならないのも東京の良さ。一人でカフェに入っても、一人で映画を観ても、誰も気にしません。孤独を感じにくい環境が整っています。

家が狭いこと

東京の家は本当に狭いです。地方の感覚で部屋を探すと、あまりの狭さに驚くかもしれません。しかし、一人暮らしなら意外と慣れるものです。

最初は「こんな狭い部屋で生活できるのかな」と思いましたが、必要最低限のものだけで暮らすミニマルな生活も悪くありません。むしろ掃除が楽だったり、物を増やさない習慣がついたりと、メリットに感じる部分もあります。

狭い部屋でも工夫次第で快適に過ごせます。収納術を学んだり、家具の配置を工夫したりすれば、狭さはそこまで気にならなくなるでしょう。

上京して「なんとかならなかった」こと

一方で、上京してもなんとかならなかったことも正直にお伝えします。これらは覚悟しておくか、事前に対策を考えておく必要があります。

  • 通勤時の満員電車
  • 人の多さ
  • 生活費の高さ

通勤時の満員電車

満員電車だけは、何年経ってもなんとかなりませんでした。筆者は西武新宿線の野方駅に住んでいたのですが、朝の満員電車がキツすぎて、職場まで自転車で1時間かけて通勤していた時期があります。

そのうち、1時間早く出勤して空いている電車に乗る術を学びました。これ以降、住む場所を選ぶ際は会社の近くか、家賃が高ければ始発駅を選ぶようにしています。

もちろん田舎から出てきて、満員電車で通勤している人もいるので、この辺りはストレスポイントの違いかもしれません。

ただ、田舎から出てきて初めて乗る満員電車のストレスは想像以上です。上京する際は、通勤経路をしっかりシミュレーションしておくことをおすすめします。

人の多さ

東京の人の多さは、どうにもなりません。ちょっとカフェに入ろうとしても席が取れないなんてことは日常茶飯事です。人気のお店は常に行列、休日のショッピングモールは人でごった返しています。

最近はインバウンドの影響もあり、観光地周辺は特に混雑がひどくなりました。基本的に土日は混むので、用事はできるだけ平日に済ませるようにしています。特に観光地の近くに住んでしまうと、バスなども混むので生活しづらいなんて声もよく聞きます。

このような東京の人の多さは、人混みが苦手な人にとっては、かなりのストレスになるかもしれません。これは東京に住む以上、ある程度は受け入れるしかない部分です。

生活費の高さ

やはり東京の生活費の高さはなんとかなりません。まず家賃が高い。同じ広さの部屋でも、地方と比べると1.5倍〜2倍はかかると思っておいた方がいいでしょう。

たとえば、筆者は東京都新宿区で6畳の1Rに住んでいましたが、家賃はなんと10万円。地元の中国地方の田舎から、10万円あれば一軒家が借りられます。

また、スーパーの食材なども上京した直後は高く感じました。特に野菜、果物や魚は少し高めです。お惣菜などの物価自体は都市と地方でさほど差がなくなってきていますが、10円単位で見るとやはり高めです。

また、お昼を食べに行く際のランチも高いです。オフィス街の近くにあるお店なら、大体1,000円以上が相場。もちろん友人と遊ぶときに立ち寄る飲食店や娯楽施設も高いので、友達としっかり遊ぶなら節約も意識しないといけません

収入が増えても、それ以上に出費も増えるのが東京の現実。計画的なお金の管理は必須です。

上京する前に最低限準備しておくべきこと

「なんとかなる」部分もありますが、最低限の準備をしておくことで、上京後の生活が格段に楽になります。以下の3つは、上京前に必ず押さえておきましょう。

  • 治安が良くて住みやすい住居
  • 3ヶ月程度暮らしていける貯金
  • 働いてみたい仕事の目星をつける

治安が良くて住みやすい住居

住居選びは上京準備の中で最も重要です。特に女性は治安に注意して物件を選びましょう。安いからといって治安の悪いエリアに住むと、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。

東京都内に住みたいなら、山手線の内側がおすすめですが家賃は高め。家賃を抑えるなら、さいたま市や横浜市周辺も選択肢に入れてみてください。都内へのアクセスも良く、住みやすいエリアが多いです。

吉祥寺や国分寺あたりも探せば安いマンションがありますし、千葉寄りでよければ瑞江あたりも比較的住みやすいエリアです。

なお治安を重視するなら、比較的人通りの多いエリアがおすすめ。東京でも住宅地は深夜には人気がなくて、夜道が怖かったりもします。筆者は東新宿というエリアに住んでいました。新大久保や歌舞伎町が近くて治安が悪いかもと思ったのですが、人通りが多いため治安は意外とよく、危ない目にも遭いませんでした。

3ヶ月程度暮らしていける貯金

上京後すぐに仕事が見つかるとは限りません。最低でも3ヶ月程度は収入がなくても暮らしていける貯金を用意しておきましょう。家賃・光熱費・食費・交通費などを考えると、50万円程度は欲しいところです。

貯金がないまま上京すると、焦って条件の悪い仕事に就いてしまったり、お金に困って危険な誘いに乗ってしまったりするリスクがあります。心の余裕を持つためにも、お金の準備は大切です。

「お金がなくてもなんとかなる」という考えは危険。しっかり貯金してから上京しましょう。

働いてみたい仕事の目星をつける

事前に就職活動をしておければベストですが、そうもいかないという人もいるでしょう。その場合でも、東京に行ったらどんな仕事がしたいかは考えておくべきです。

バイトをしながらやりたいことを探すのでも構いません。大切なのは、どんなふうに働いて、稼いでいくかをイメージしておくこと。ノープランで上京すると、流されるまま望まない仕事に就いてしまうこともあります。

転職サイトで東京の求人を眺めてみるだけでも、自分がやりたい仕事のヒントが見つかるかもしれません。

まとめ

「上京すればなんとかなる」は、半分本当で半分ウソです。仕事や友人関係、狭い家など、意外となんとかなることも多い一方で、満員電車や人の多さ、生活費の高さはなかなか慣れません。

特に注意してほしいのは、準備なしで上京することのリスクです。東京は楽しい街ですが、危険も潜んでいます。最低限、住居・貯金・仕事の目星だけは上京前に準備しておきましょう。しっかり準備をして上京すれば、東京は本当に最高の街です。「なんとかなる」に頼りすぎず、「なんとかする」ための準備をして、東京ライフを楽しんでください。上京なう、あなたの新生活を応援しています。

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