東京には事故物件が多い!?事故物件の見分け方
🖋この記事を書いた人
皆さんこんにちは。
就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
執筆者 マミ

お部屋探しをする上で、安くて広い部屋に住みたいと思うのは当たり前のことですよね。
ですが、相場と比べて家賃が安すぎると、逆に心配になりませんか?

例えば「事故物件」とか・・・。
特に東京は事故物件が多いとも言われているので、これから上京する方は必見です。

ということで今回は、お部屋探しをする上で知っておきたい、事故物件の見分け方や探し方についてご紹介しますね。

事故物件ってどんな物件のこと?

事故物件と言うのは、様々な事情から人が住みたくないと思うような条件や環境を持ち合わせた物件のことです。

その「事情」はご覧の通り。

  • 以前その部屋で自殺、殺人事件があった
  • 以前その部屋、建物で火災事故などが起こった
  • 近くに墓地、暴力団事務所などがある
  • 過去その物件の場所に火葬場、ゴミ処理施設などがあった

確かにこれらの事情があるお部屋は、好んで住みたいと思う方はほとんどいませんよね。
そのため事故物件はこの事情を差し引いた上で、家賃を割引しているところが多いんです。

加えて事故物件に関しては、事故物件であることを告知する義務があります。
実際に事故が起きた部屋はもちろん、その部屋の上下左右の部屋についてもそれは適用されます。

賃貸サイトや不動産会社では、事故物件の特記事項に「告知事項あり」などと書かれています。
これを目印に事故物件を探すこともできますよ!

事故物件は一度住んでしまえば告知義務がなくなる

以上のように事故物件は法律上、その部屋を借りる方に対して告知する義務があります。
ですが、この義務は永久に続くわけではありません。
(近隣に墓地などがある場合は除く)

実は事故物件は、その事故物件を誰かが借りて、問題なく退去すればその告知義務はなくなるんです!
例えば、誰かが1ヶ月その部屋を借りて、すぐに退去してしまった場合も例外なくこの流れが当てはまります。

このとき『事故後、何年以内は告知しなければいけない』などの決まりはありません。
ひどい場合は、不動産社員が一定期間住んだり、事故物件に住む裏バイトを募集したり。
こうした法律の抜け穴を利用して「告知事項あり」の記載を消しているんです。
(バレたら逆にトラブルになるので、やらない不動産会社がほとんどですが・・・。)

その結果「告知はないものの、過去数年以内に事故物件認定がされるような事象が起きた」物件も存在します。

事故物件は怖いから住みたくない・・・。

そう思っている方は、今回ご紹介する事故物件の見分け方についてぜひ参考にしてみてくださいね!

東京にある事故物件の見分け方

冒頭でもお伝えした通り、東京には他の地域にも増して事故物件が多いです。

事故物件かどうかもお部屋探しの条件にしている方も多いですよね。
ここで、不動産会社目線で見た「事故物件の見分け方」について伝授いたします!

家賃が相場より安い

相場より1~2万円以上安ければ、ほぼ間違いなく事故物件だと思って良いでしょう。
もちろん家賃が安くなる条件は様々あり、中には築年数や電車の路線の側で騒音問題があるなどの場合もあります。

ですが、地図や築年数の欄を見れば一目瞭然です。
理由が見つからなければ、事故物件である可能性は高いですね。

また、事故物件もその理由によって値引率は様々。
特に値引率が高いのが殺人事件ですね。
2万円以上引かれている物件は、特に殺人事件が起きた可能性が高いです。

ニュースの一大トピックになるような凄惨な殺人事件が起きた部屋になると、5万円以上割引されるところもあるそうです。

建物の名称が変わっている

事故物件のなかには、建て替えはせずに建物の名前だけ変えている場合もあります。

というのも、もし殺人事件や火災などテレビやネットでニュースになった場合、そのマンションの名前も一緒に知れ渡ることも多いからです。

一時的だったとしても、事件や事故で有名になった物件に住みたいという人はあまりいませんよね。
そのため、体裁を整えるためにマンションの名称を変えてしまう事故物件も多いんです。

部屋の一部だけリフォームされている

例えば

  • 1DKのマンションで、ダイニング部分だけ壁も床もしっかりと綺麗にリフォームされている
  • 他の空き部屋に比べて、異様に新しくリフォームされている部屋がある

この場合も事故物件を疑った方が良いですね。
当然の話ですが、自殺など人が死んだお部屋は、臭いや汚れをそのままにしておくはずがありません。

染み付いた汚れは洗浄程度ではどうにもならず、壁や床ごと張り替えている場合がほとんどです。
その結果、事故が起きたなんて素人目にはわからないほど、綺麗にリフォームされた一室が出来上がるんです。

「部屋が汚れるような事情」が起きた事故物件である可能性が高いですね・・・。

東京で事故物件に住むのは世間的にアリ?ナシ?

ところで、これを読んでいただいている皆さんは、事故物件に住みたいと思いますか?
少しアンケートを取ってみました。

事故物件に住むのはアリ?それともナシ?
アリ派が優勢!!
アリ 62%
ナシ 38%

今回は匿名、老若男女に聞きました。

どうやらアリ派が優勢ですね。
確かに事故物件は家賃が相場より安いのでメリットはあります。
それに、人によっては「事故物件に住んでることがネタになる」という方も。

ただ、事故物件は住んでいて気分が良いものではありませんので、個人的にはおすすめはしません。
特に上京して最初のお部屋で事故物件を選ぶというのは、私がお部屋探しを担当するなら止めますね。(笑)

万が一部屋で怪奇現象が起こったら当然不安になります。
それに、上京して初めて一人暮らしをするという方も多いでしょう。

このときもし部屋で怖いことがあったら、一人で対処しなければいけないので、不安は募る一方・・・。
ただでさえ上京生活は不安も付きものなのに、余計な憑き物まであれば精神的ストレスも大きいです!

私の不動産会社でも過去に事故物件を扱っていて、ある男性がその物件に入居しました。
ですが、その方はなぜか入居後すぐに体調を崩して入院。
仕事も辞めることになったそうです。
その後入居してたった半年足らずで退去されましたね・・・。

これについては聞いた話ではありますが、事実としてあった話でもあります。
事故物件は選ばないように、というのが私から上京する皆さんへのアドバイスです。

事故物件の情報がわかるサイト

事故物件の見分け方について伝授いたしました。
とは言っても、告知義務が無くなったお部屋については、素人目に見分けるのはとても難しいもの。

ですので、より万全を喫するなら事故物件かどうかがわかるサイトも活用しましょう。
もちろん、両方おどろおどろしい雰囲気のサイトではないので安心して調べてみてください(笑)

大島てる

事故物件検索サイトとして「大島てる」はとても有名ですね。
日本全国の事故物件について調査している大島てるさんが管理人をしていて、書籍化もされています。

サイトトップには日本地図が掲載されていて、マップから事故物件や過去に事故の起きた物件を探せます。
このサイトで見ても、他の地域は3桁、多くて4桁数の事故物件があるのに対して、都内は2万件超え・・・。
いかに都内に事故物件が多いかがわかりますね。

地図を拡大していくと具体的な場所や事件がわかるので、東京都外の方でも簡単に事故物件かどうか調べられますよ。

画像引用元:https://www.oshimaland.co.jp/

成仏不動産

清潔感たっぷりのデザインの成仏不動産もおすすめです。
こちらでは事故物件の賃貸情報が掲載されていて、物件を地域別に検索することもできます。

事故物件かどうか確かめるために検索したいという方はもちろん、安い事故物件に住みたい方にも人気。
また、事故物件に関する様々なニュースやコラムも掲載されています。

事故物件についてもう少し深掘りして知りたい方は、ぜひニュースについてもご覧ください。

画像引用元:https://jobutsu.jp/

まとめ

事故物件は家賃が安いなどのメリットはあるものの、手放しで快適に過ごせる物件とも言い難い物件です。

家賃や部屋の内装、情報サイトを参考にして事故物件かどうか判断しながら、賢くお部屋探しをしてくださいね。

特にこれから上京する方、これから始まる華やかで楽しい上京生活に事故物件は似合いませんよ!
当サイトでは上京におすすめのエリアなどの紹介も行なっています。

マミ
後悔のないお部屋探しをして、存分に上京生活を楽しんでくださいね!
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