東京23区で田舎らしさを感じられる街は?上京しても落ち着けるおすすめエリア
🖋この記事を書いた人
執筆者 マミ
皆さんこんにちは。
就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。

地方から上京する際、東京の喧騒に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

確かに東京といえば高層ビルが立ち並ぶ都会のイメージが強いものですが、実は23区内にも田舎らしい落ち着きを感じられるエリアが存在しています。

畑や緑地が残る場所、昔ながらの商店街が息づく街、そして自然に触れられる公園が近くにある住宅街など、都心でありながら心安らげる環境が見つかります。

今回は、上京後も故郷のような温かみを感じながら暮らせる、おすすめの街をご紹介していきます。

23区に田舎はある?

東京23区に田舎なんてあるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、実際には驚くほど多くの自然や田園風景が残っています。

特に23区の外縁部では、今でも農業が営まれている畑を見かけることができ、住宅街には昔ながらの雰囲気が色濃く残っているのです。

例えば練馬区では、駅から少し離れると野菜畑が点在する風景に出会えます。
大根やキャベツなどの農作物が育てられており、都心とは思えない光景が広がっているのです。

また、新宿区内であっても、新宿御苑のような広大な緑地があり、高田馬場や中井周辺の西武新宿線沿線には静かな住宅街が続いています。

都心部から電車で30分程度離れるだけで、のどかな雰囲気を味わえる場所は意外と多く存在しているといえるでしょう。

田舎出身者におすすめの23区内エリア

田舎で生まれ育った方にとって、急激な環境変化は大きなストレスとなりがちです。

そこで、都心へのアクセスを保ちながらも落ち着いた暮らしができる23区内のエリアをご紹介します。

北千住

足立区の北千住は、多彩な交通網が集まる利便性の高いターミナル駅でありながら、下町の温かみを感じられる街として注目されています。

東京メトロ千代田線、日比谷線、常磐線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスが乗り入れているため、都心各地へのアクセスは抜群です。

千住仲町商店街や千住本町商店街では、地元の人々との触れ合いを大切にした個人商店が軒を連ねており、昔ながらの人情味あふれる雰囲気が漂っています。

また、東京電機大学や東京藝術大学のキャンパスがあることから学生も多く、古き良き下町文化と新しい文化が絶妙に調和した独特の魅力をもっています。

家賃相場も23区内では比較的手頃で、一人暮らしを始める方にも優しい街といえるでしょう。

練馬

練馬区は、23区内で最も農地面積が広いという特徴をもつ珍しいエリアです。
住宅街を歩いていると、キャベツや大根などの畑が突然現れ、都心にいることを忘れてしまうような瞬間に出会えます。

光が丘公園は都内屈指の広さを誇り、四季折々の自然を楽しめる憩いの場として地域住民に愛されています。

西武池袋線や西武有楽町線、東京メトロ有楽町線などが通っており、池袋や新宿への通勤・通学にも便利です。

商店街では地元で採れた新鮮な野菜を販売している八百屋さんもあり、田舎暮らしの良さを実感できるでしょう。
家賃相場も23区内では抑えめで、コストパフォーマンスの良い暮らしを実現できます。

板橋

板橋区は、住宅街中心の落ち着いた環境が魅力的なエリアです。

赤塚公園では桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいます。
石神井川沿いの遊歩道では、川のせせらぎを聞きながら散歩を楽しむことができ、都会の喧騒を忘れさせてくれる空間が広がっています。

東武東上線、都営三田線、東京メトロ有楽町線・副都心線が利用でき、池袋や新宿、渋谷方面への移動が便利です。

ハッピーロード大山商店街は全長約560メートルのアーケード商店街で、昭和レトロな雰囲気を残しながらも活気に満ちています。

地域密着型の個人商店が多く、店主との会話を楽しみながら買い物ができる温かい環境です。

世田谷

世田谷区というと高級住宅街のイメージが先行しがちですが、実際には多様な表情をもつエリアが存在しています。
経堂や豪徳寺、下高井戸などでは、地域に根ざした商店街があり、昔ながらの個人商店が地元の人々の暮らしを支えています。

砧公園や駒沢オリンピック公園といった大規模な緑地があり、休日には家族連れがピクニックを楽しむのどかな光景が見られます。

また、世田谷区内には農業を営む農家も残っており、直売所で新鮮な地元野菜を購入することも可能です。
小田急線、東急田園都市線、京王線などの交通網が充実しており、都心部への通勤にも不自由しません。

葛飾

柴又帝釈天で全国的に有名な葛飾区は、江戸時代から続く下町情緒を色濃く残す貴重なエリアです。

映画「男はつらいよ」の舞台としても知られ、昭和の面影を残す商店街や住宅街が点在しています。
江戸川の河川敷では、広々とした空間でバーベキューやスポーツを楽しむことができ、開放感のある時間を過ごせます。

京成本線、JR常磐線、東京メトロ千代田線などが利用でき、都心部へのアクセスも確保されています。

家賃相場は23区内でも特にリーズナブルで、初めての一人暮らしや家族での移住を考えている方にとって経済的な負担を軽減できる魅力があります。

地元の人々は人情味に溢れ、温かいコミュニティが根付いています。

中井・落合周辺

新宿区内でありながら、都心の喧騒とは一線を画した静けさを保っているのが中井・落合周辺です。

西武新宿線と都営大江戸線が利用でき、新宿駅まで10分程度という立地でありながら、住宅街には昔ながらの商店街や神社が点在し、穏やかな生活環境が整っています。

妙正寺川沿いの遊歩道では、四季の移ろいを感じながら散歩を楽しむことができ、都心部とは思えない自然との触れ合いを体験できます。

中井駅前商店街では、地元密着の個人商店が営業を続けており、店主との何気ない会話が日常の楽しみとなるでしょう。

家賃相場も新宿区内では比較的手頃で、都心生活と落ち着いた環境の両立を実現できる貴重なエリアといえます。

田舎を求めるなら23区外も検討しよう

23区内でも田舎らしさを感じられる場所はありますが、より豊かな自然環境や広々とした空間を求めるなら、23区外のエリアも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

多摩地域には、都心へのアクセスを保ちながら自然豊かな暮らしができる魅力的な街が数多く存在しています。

  • 吉祥寺(三鷹市)
  • 立川(立川市)
  • 府中(府中市)

吉祥寺(三鷹市)

住みたい街ランキング」で常に上位を占める吉祥寺は、都市機能と自然環境が絶妙にバランスされた理想的な街です。

井の頭恩賜公園では、春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉など四季の美しさを存分に味わうことができ、都心にいながら豊かな自然体験が可能です。

ハーモニカ横丁では、昭和レトロな雰囲気の飲食店が軒を連ね、地元の人々や観光客で賑わっています。

個性的なカフェや雑貨店も多く、文化的な刺激を求める方にも満足いただけるでしょう。

JR中央線で新宿まで約15分という抜群のアクセスでありながら、緑豊かで落ち着いた住環境が整っているのが最大の魅力です。

立川(立川市)

立川は、商業機能と自然環境が共存する多摩地域の中核都市として発展しています。

立川駅周辺にはルミネやグランデュオなどの大型商業施設が集まり、買い物や食事には事欠きません。
一方で、国営昭和記念公園という東京ドーム約39個分の広大な公園があり、四季折々の花々や広大な芝生を楽しむことができます。

JR中央線、青梅線、南武線、多摩モノレールが交差する交通の要衝でもあり、都心部への通勤はもちろん、多摩地域各地への移動も便利です。

家賃相場は23区内と比べてかなりリーズナブルで、広めの住空間を確保しやすいのも大きなメリットです。
緑川通りや立川北口商店街では、地域密着の商店が営業を続けており、温かいコミュニティが形成されています。

府中(府中市)

府中市は、歴史と自然が調和した落ち着いた住環境が魅力の街です。

大國魂神社は1900年以上の歴史をもつ古社で、地域の精神的な支柱として親しまれています。
府中の森公園や浅間山公園では、都心では味わえない豊かな緑に囲まれた時間を過ごすことができます。

京王線を利用すれば新宿まで約25分でアクセスでき、通勤・通学にも便利です。

府中本町駅前や分倍河原駅周辺には商店街があり、地元に根ざした個人商店が地域の暮らしを支えています。

多摩川の河川敷では、ジョギングやサイクリングを楽しむ人々の姿が見られ、アクティブなライフスタイルを送ることも可能です。

23区の田舎エリアに住む際に考えるべきこと

田舎らしい落ち着きを求めて住むエリアを選ぶ際には、いくつかの注意点も頭に入れておく必要があります。

メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで最適な選択をしていきましょう。

  • 駅から自宅まで遠くなる可能性がある
  • 人通りが少なく夜道が怖いリスクがある

駅から自宅まで遠くなる可能性がある

23区内の田舎らしいエリアは、多くの場合駅から少し離れた住宅街に位置しています。

緑が多く静かな環境を求めると、必然的に駅からの距離が長くなってしまうケースが多いのです。
徒歩15分以上かかる物件も珍しくなく、雨の日や重い荷物をもっている時には通勤・通学が大変に感じることもあるでしょう。

自転車の利用を前提とした生活設計や、バス路線の確認など、交通手段の多様化を検討しておくことが重要です。

人通りが少なく夜道が怖いリスクがある

落ち着いた住宅街は魅力的ですが、一方で夜間の人通りが少なくなりがちです。

特に女性の場合、遅い時間の帰宅時に不安を感じる可能性があります。


街灯の設置状況や、深夜でも営業している店舗の有無、交番の位置などを事前に確認しておくことをお勧めします。

また、できるだけ大通りに面した物件を選ぶ、防犯ブザーを携帯するなど、安全対策を怠らないことが大切です。

まとめ

東京23区内にも、田舎出身者が安心して暮らせる落ち着いたエリアは数多く存在しています。
北千住や練馬、板橋などでは、都心へのアクセスを保ちながら下町情緒や自然環境を楽しむことができます。

また、より豊かな自然を求めるなら、吉祥寺や立川、府中といった23区外のエリアも魅力的な選択肢となるでしょう。

ただし、駅からの距離や夜間の安全性など、田舎らしいエリア特有の注意点も理解しておくことが大切です。

実際に現地を歩いてみて、自分のライフスタイルに合った街を見つけることで、上京後も心地よい暮らしを実現できるはずです。

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