

就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
「就活をしなければいけないのは分かっているけど、なぜかやる気が出ない…」
そんな悩みを抱えている人は決して少なくありません。実際に、多くの大学生が就職活動に対して不安や迷いを感じており、中には一歩を踏み出せずに立ち止まってしまう人もいます。
しかし、やる気が出ないからといって何もしないまま時間だけが過ぎてしまうのは非常にリスクが高い選択です。
ニート状態が長期化すると、社会復帰がより困難になり、精神的・経済的な問題も深刻化する可能性があります。
この記事では、就活にやる気が出ない理由を整理し、現実的で実行しやすい選択肢をご提案します。
完璧な就職でなくても、まずは動き出すことの大切さを一緒に考えてみましょう。
もくじ
就活にやる気が出ないのは普通のこと
就活に対してやる気が湧かないという気持ちは、多くの人が経験する自然な反応です。
将来への不安、やりたいことが見つからない焦り、周囲との比較によるプレッシャーなど、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。
「みんなは順調に進めているのに、自分だけがダメなのでは」と思いがちですが、実際には多くの人が同じような悩みを抱えています。
就活は人生の大きな転換点の一つであり、迷いや不安を感じるのは当然のことなのです。
まずは自分を責めすぎず、現状を受け入れることから始めましょう。
就活にやる気がでない理由
就活へのやる気が出ない背景には、いくつかの共通した理由があります。
以下では、多くの人が抱える主要な要因について詳しく解説します。
- 未来が見えないからこそ不安になるから
- 周りと比べて焦ってしまうから
- 本当にやりたいことがないと動けないから
未来が見えないからこそ不安になるから
就活を始めても、やりたいことが見つからず、何を目指せばいいのか分からない人は非常に多くいます。
将来の目標がはっきりしないと、自己分析や企業研究も進まず、就活そのものに意味を感じられなくなってしまいます。
こうした不安やモヤモヤを抱えているのは、決してあなただけではありません。
明確な目標を持って就活に臨める人の方が少数派といえるかもしれません。
完璧な答えを見つけてから動こうとするのではなく、動きながら答えを見つけていくという考え方も大切です。
周りと比べて焦ってしまうから
SNSで「内定報告」を目にしたり、友達が順調に選考を進めているのを見て、自分だけ置いていかれている気がしてしまうことも少なくありません。
焦りがプレッシャーとなり、逆にやる気を奪う要因になってしまうのです。
しかし、誰よりも早く動くことが正解ではないと知っておくことが大切です。
人それぞれペースは違いますし、早く内定をもらった人が必ずしも満足のいく就職をしているとは限りません。
自分のペースを大切にしながら進めていくことが重要です。
本当にやりたいことがないと動けないから
やりたいことが見つからないと、「どこを受けても意味がない」と感じてしまうこともあります。
完璧な職業を見つけるまで動けないという思考に陥ってしまうのです。
しかし、今すぐに天職を見つける必要はありません。まずは働きながら、少しずつ自分の適性を探していくという考え方もあります。
多くの社会人が転職を経験している現代では、最初の就職が人生のすべてを決めるわけではないのです。
就活せずニートを続けるリスク
やる気が出ないからといって就活をせずにニート状態を続けることには、深刻なリスクが伴います。
以下では、実際に起こりうる問題について詳しく説明します。
- 毎日時間を持て余して精神のバランスを崩すリスクがある
- 一度ニートになると社会復帰が難しくなる
- 経済的に自立できず選択肢が狭まる
毎日時間を持て余して精神のバランスを崩すリスクがある
実際に大学を出て就活せずニートになった人のなかには、家に引きこもり、徐々に精神的に落ち込んでいくケースがあります。
最終的に劣等感から精神のバランスを崩してしまった事例も少なくありません。
毎日何もせず家にいるのも、実は非常に辛いことです。
友達から「今何してるの?」と聞かれるのが怖くて会えない、同窓会なんてもってのほか、という状況に陥ってしまいます。
地元の友達も働いていたり子育てしていたりして忙しく、次第に会うのは親だけになっていきます。
親からも「働いて欲しい」というプレッシャーを感じて居づらくなり、最終的に孤独に陥ってしまうリスクがあるのです。
一度ニートになると社会復帰が難しくなる
卒業後に何もせず過ごしてしまうと、次第に働く意欲が薄れていきます。「まだ大丈夫」と思っているうちに、1年、2年と経ってしまうケースも珍しくありません。
履歴書に空白期間が増えると、再就職のハードルが上がってしまう現実があります。
企業側も長期間のブランクがある応募者に対しては慎重になる傾向があり、選択肢が狭まってしまう可能性が高くなります。
経済的に自立できず選択肢が狭まる
働かずに生活するには、誰かの援助に頼るしかありません。しかし、親の支援がずっと続くとは限らないのが現実です。
収入がないと一人暮らしもできず、やりたいことが見つかっても行動に移せなくなります。
そのまま親に頼っていると働くよう急かされたり、たまりかねた親が「出ていって」と言われてしまうかもしれません。
自由を得るためには、最低限の経済力が必要です。
一人で好きなことをして生きていくためにも、経済的な自立を目指すべきでしょう。
就活のやる気がでないニートがやる気を出す方法
とりあえずニートという選択肢ではなく、あなたの将来のために何かしら行動を起こすことが重要です。
正社員でなくても働く、または勉強に時間を充てるなど、自分の将来を考えて動き出してみましょう。
- 小さな目標を立ててみる
- フリーターで良いので働く
- 資格を取るなど勉強に時間を使う
小さな目標を立ててみる
「履歴書の写真を撮る」「求人サイトに登録だけする」など、小さな行動から始めてみましょう。
就活そのものにフルパワーを注がなくても、少しずつ動いていくことで、自分のペースでやる気が湧いてくることもあります。
何もしない連鎖が続くとどんどんやる気が失せるので、小さな行動を起こすことが非常に大事です。
完璧を目指さず、今日できることを一つずつクリアしていく感覚で取り組んでみてください。
フリーターで良いので働く
フリーターをしながらやりたい仕事を見つけるのも良い選択肢です。とにかく自分でお金を稼いで生活することから始めましょう。
また、働くことで社会とのつながりが途切れないので、メンタル面でも良い影響を得られます。
また、自由に使えるお金を持っておけば、家に引きこもることもありません。
貯金をしておけば一人暮らしもできるなど、将来の選択肢が大きく広がります。働くことで自信もつき、次のステップへの足がかりにもなるでしょう。
資格を取るなど勉強に時間を使う
まずは自分に投資してみるのも良い方法です。たとえばスキルを身につけることで、就職活動の自信にもつながるでしょう。具体的には、プログラミングを勉強したり、簿記を取ったりするのも効果的です。
資格を取るときには、興味が持てるジャンルから資格を選んで挑戦してみましょう。
カウンセラーやコーチングの資格を取れば、オンラインで人の相談に乗る仕事に就ける可能性もあります。
プログラミングならプログラマーになれますし、ダイエット検定を取ってダイエットアドバイザーになるという方法もあります。
事務の仕事をしてみたい方は、オフィスソフトの資格を取得することで、将来就活の際に役に立つかもしれません。このように、時間があるうちに自分が将来就活するときのことを見越して、資格を取得してみましょう。
就活にやる気がでないニートにおすすめのお仕事
「自分なんて雇ってもらえるはずがない…」と思ってしまう人でも、始めやすい仕事はたくさんあります。
まずはハードルの低いところから社会との接点をもつことが大切です。
- 派遣や単発バイト
- 在宅ワーク・スキル販売
- コールセンター・事務系の仕事
- ナイトワーク
派遣や単発バイト
派遣や単発バイトとは、短期間で完結する労働形態の仕事です。責任が重くない単発バイトや派遣からスタートすれば、働くことへのハードルがぐっと下がります。
時給1,000円から1,300円程度が相場で、1日単位で完結するイベントスタッフや軽作業系の仕事が中心です。人材派遣会社や求人サイトで豊富に募集されており、無理なく社会復帰するための第一歩として最適な選択肢といえるでしょう。
在宅ワーク・スキル販売
外に出るのが億劫な人には、クラウドソーシングサイトなどを利用した在宅ワークもおすすめです。在宅ワークとは、自宅にいながらインターネットを通じて行う仕事のことです。
時給換算で800円から2,000円程度と案件によって幅がありますが、ライティングや画像加工、イラスト制作など、趣味感覚で始められる仕事もあります。
クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームで案件を探すことができ、人との関わりが少ないので気楽にスタートできます。
コールセンター・事務系の仕事
コールセンターや事務系の仕事とは、電話対応やデータ入力などの定型業務を行う職種です。
未経験歓迎の求人が多く、研修制度も充実しています。
時給1,200円から1,500円と安定した収入が得られ、人との接触は最小限で済みます。
マニュアル通りに進められるので、社会復帰の第一歩として最適です。
派遣会社を通じて紹介してもらうことが多く、比較的安定した働き方ができます。
ナイトワーク
ナイトワークとは、夜間に営業する飲食店やエンターテイメント施設での接客業務です。
短時間で高収入が得られ、日中は自由に使えるというメリットがあります。
時給2,500円から5,000円と高時給で、対人スキルが磨けるだけでなく、働きながら将来のことを考える余裕が生まれます。
六本木・銀座などの高級店では経営者も多く来店するため、そこから仕事につながることもあります。
ただし、ナイトワークは一生できる仕事ではありません。
稼げるうちに貯金し、次のステップに備えることが重要です。
就活のやる気がでないニートが抱える疑問
就活にやる気が出ない状況で多くの人が抱く疑問について、実践的なアドバイスをお答えします。
- 毎日何もしてないのに疲れています。解決する方法はありますか?
- 就活に失敗してニートになりました。これから何をすればいいですか?
- 親に働けと言われてつらいです。どう対応すれば?
毎日何もしてないのに疲れています。解決する方法はありますか?
何もしていないように感じても、罪悪感や焦りで心が疲れている可能性があります。
生活リズムを整え、1日ひとつでも「やった」と言える行動を入れてみましょう。散歩や掃除、ラジオ体操でもOKです。
特に朝に行動するのはおすすめです。
朝起きて家でラジオ体操、公園まで散歩するだけでも自己肯定感がアップし、疲れも取れていくでしょう。心と体はセットで整えることが大切です。
就活に失敗してニートになりました。これから何をすればいいですか?
まずは「自分を責めすぎない」ことが第一歩です。就活以外にも社会と関わる方法はたくさんあります。
短期のバイトから始める、資格の勉強をする、自治体の就労支援を活用するなど、できることから動き出してみてください。
一度の失敗で人生が決まるわけではないことを覚えておきましょう。
親に働けと言われてつらいです。どう対応すればいいですか?
親の心配や期待がプレッシャーになることもあります。まずは「動き出している」ことを伝えましょう。
「求人サイトを見ている」「資格勉強を始めた」など、小さな行動でも報告することで理解を得やすくなります。
完全に就職が決まってから報告するのではなく、進捗を共有することで親も安心できるはずです。
まとめ
就活にやる気が出ないのは、誰にでも起こりうることです。不安や焦りに押しつぶされそうなときは、無理せず「今できる小さなこと」に目を向けてみましょう。
ニートを続けるリスクを知ったうえで、就職以外にもいろいろな選択肢があると気づけたなら、それが前進の第一歩です。
重要なのはあなた自身が無理なく、社会とのつながりを保てる道を見つけることです。
アルバイトや在宅ワークなどなんでも良いので、生活費や友達と遊ぶ費用を稼げる方法を見つけてみましょう。