【地方から東京で就職する方法】上京前or上京後の仕事探しの手順
🖋この記事を書いた人
皆さんこんにちは。
就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
執筆者 マミ

仕事柄、これまで上京したい方のお部屋探しの相談に何度も乗ってきました。
上京したい方の目的や理由は本当に様々です。

「就職先が都内だから」、「進学先が東京だから」という理由で上京する方がとても多いんですが、

  • 夢を追い求めるために上京したい!
  • 都会での生活にずっと憧れているから!

など、夢のために上京するという方も珍しくありません。

もちろんこの場合も上京生活での収入源を作る必要があるので、就活することになりますよね。

その場合、気になるのが下記です・・・!

  • 引越しを先にするべきか?
  • 仕事探しを先にするべきか?

就職は都内で面接を受けることになるので、就活が先だと交通費がバカにならない・・・。
だからと言って先に上京しちゃうとすぐに就職先が見つからなかった時が心配・・・。

確かに、そう思うとどっちを先にするべきか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、上京経験者達の意見も合わせて、”上京前後にやるべきことの手順”についてお伝えしたいと思います。

引っ越しが先?仕事探しが先?

まず、そもそも引越しを先にするべきか、仕事探しを先にするべきか。
この疑問から解決していきましょう!

正直これに関しては、引越しを先に済ませた方と、仕事探しを先に済ませた方の両方のパターンがあります。

それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらの方が向いているかは人によって違ってきます!

まずは両方のパターンのメリットとデメリットについてご覧ください!

東京に引っ越してから仕事を探す場合

まずは先に上京して、引越しを全て済ませてから仕事探しをするパターンです。

すでに東京での生活基盤を作ってしまった方がすぐに働けますし、住所に関する手続きもスムーズです。

上京してから仕事を探すメリット

  • すぐに上京して東京暮らしを手に入れられる
  • 都内に住んでいるのですぐに働ける
  • 都内の面接や就活イベントに気軽に参加できる

上京してから仕事を探すデメリット

  • 仕事がなかなか決まらなければ極貧生活になる
  • 上京の初期費用として最初にある程度のお金を用意する必要がある
  • 賃貸契約を結びにくい可能性がある

都内で就活をする上で、すでに東京で暮らしておくことは、交通費などを考えるとかなりメリットがあります。

ですが、就職先がすぐに決まるかどうかは人によって違うので、すぐに決まらなかったら大変・・・。

就職先が決まらず無職の状態ということは、住みたい部屋が見つかっても賃貸契約の審査が通りにくい場合もあります(汗)

上京してから仕事を探す方法がおすすめなのはこんな人

  • 物件を借りるツテや就職先のツテがある方
  • 上京費用としてある程度自分で捻出できる方
  • どうしても今すぐ上京したい方

このような方であれば『上京してから仕事を探す』方法をおすすめします。

上京してから就活する場合は、求人サイトや、上京する方向けの就活支援サイトを利用するのが一番スムーズです。

上京者向けの支援サービスは、都内ですぐに働ける仕事を紹介してもらえる場合があるので積極的に活用してみて下さいね。

また、夢を追うためであれば、すぐに働けて短時間で効率よく稼げるナイトワークなども選択肢のひとつです。

仕事を決めてから上京して引っ越す場合

次に、仕事を決めてから上京をするパターンです。

この方法は、不安要素をなるべく減らしてから上京したい方にピッタリな上京方法です!
そのメリットとデメリットについて見てみましょう。

仕事を決めてから上京するメリット

  • 経済的に安心できる
  • 親や家族を安心させられる
  • 住宅補助を受けられたり、社員寮に入居できる場合がある
  • 入居審査が通りやすい

仕事を決めてから上京するデメリット

  • 東京で面接や就活するための交通費負担が大きい
  • 自分の好きなタイミングで上京できない

最近では、地方から上京してくる方向けに地方で面接を行ってくれるところが増えています!

東京への交通費がかからず、就職活動ができるので上京希望者にとってはありがたい話ですよね。

もし東京で就職したい企業が、住宅補助や社員寮を完備している企業なら、上京費用もかなり抑えられます。

仕事先を探してから上京する方法がおすすめなのはこんな人

  • 上京後すぐに仕事が見つかるか不安な方
  • 東京で就職先や部屋を借りるツテがない方
  • 出来るだけ上京費用を節約したい方
  • 親や家族が上京に賛成してくれない方

このような方であれば『仕事先を探してから上京する』方法をおすすめします。

親や家族に上京を反対されている場合は「就職先が都内に決まってしまったから」という理由で納得してもらいやすいですよね。

『引越しを先にするべきか?仕事探しを先にするべきか?』
どちらが正しいとか、優れているということではありません。

ですが、上京経験者全体で見ると「上京してから就職先を探す」より「就活をしてから上京をした」人の方が圧倒的に多いです。

地方から上京就職するまでの6ステップ

就活と引越し、どちらを先にするかはその人の状況や目的次第。

ですが、就活や上京を実現するための手順は共通しています。
人によって大きく違うということはありません。

・・・ということで、ここでは「先に就職先を決めてから上京する場合」を想定して、上京&就職のステップを説明いたします!

ステップ①上京の全体のスケジュールを決める

まずは期日を決めましょう。
漠然と上京することだけ考えていると上京する日を先延ばしにしたり、やらなければいけない手続きを忘れてしまいます。

例えば“今日から3ヶ月後に上京する“と決意したとします!
そこで上京までにやらなければいけないことは・・・

①就職先を決めること 上京1ヶ月前までに
②上京後の物件探し 上京2ヶ月前から着手
③引越し業者の手配 上京1~2ヶ月前に予約
④家具家電の購入 必要あれば、上京2週間前までに

簡単にはこれらのことが挙げられます。

就活が先の場合も、実際に働く2~3日前に引越しして、引越し作業ができる猶予を用意しておいた方が良いですね。

仕事が始まってからだと、元気に引越し作業ができる余裕なんて無くなってしまいますし・・・(笑)

全体のスケジュールを決めるとわかること
  • 「〇〇月までに上京する」というゴールを作れば、いつまでに何をすればいいのか明確になる
  • いつまでにどれ位の資金が必要かが見えてくる

それから、就活と同時にお部屋探しをすれば、就活のために東京に行った時についでに内見もできるので、私としては就活とお部屋探し同時進行をおすすめします!

ステップ②東京の会社の情報収集

スケジュールを立てられたら、実際に仕事探しをしましょう。

仕事先は正社員で考えていますか?
だとしたら、まずは東京の会社の情報収集をしなくてはいけません。

地元の会社から転職する場合
  • 転職支援サイトを利用する
新卒や第二新卒で採用を狙う場合
  • 就活サイトを利用する

実際に見てみるとわかるんですが東京って会社が多い分、就職先もすごくたくさんあります。
なので、どれが良いのかわからなくなってしまうんですよね。

自分で就職先に目星が付けられなくなってしまった時

都内で開かれている就活イベントに行って話を聞いてみてください。

  • これまで自分にはこういう経歴があって、こんな待遇の仕事を探している
  • 前職の経験を活かしてこんな職種で探してる

・・・など、転職エージェントで相談してみるのがおすすめです。

相談は無料のところが多いです。
プロの力を借りて仕事先の候補を絞ってみてくださいね。

ステップ③面接を受ける会社を探す

情報収集をして、ある程度気になる就職先や会社を見つけられたら求人に応募しましょう。

働きたい会社の求人に応募をすると同時に、滑り止めとして第二、第三候補の職場も探しておくと安心です。

 東京で面接を受ける際に気を付けること
滞在費や往復の交通費を考え、まとめて1~2日で面接を受けられるように日程を組む。
一日で複数社の面接を受ける場合は、面接地からの移動時間も考る。

ステップ④就職の際の東京の宿泊先を探す

実際の就職面接の日程が決まったら、面接を受けるための東京までの移動手段の手配・宿泊先を見つけましょう。

特に遠方から訪れる場合は、日帰りで受けるのは難しいですよね・・・。
宿泊方法についても、値段やアクセス、清潔感などでまた選び方が変わってきます。

東京での宿泊先候補は、下記のように様々あります。

格安ホテル・ビジネスホテル 1泊1万円程度
カプセルホテル
※女性専用も有
1泊5千円程度
ネットカフェ 1泊3千円~5千円程度
親戚や友人の家に宿泊 0円

特に万全の体制で面接に挑みたいなら、ちゃんとホテルに泊まって体を休める方法がおすすめです。
安めのホテルで宿泊して、出来るだけ宿泊費用を抑えましょう。

親戚や友人の家に泊めてもらうのも0円ですが、何泊かする場合は食費や水道光熱費を少額でも渡すと良いですね。

また、交通手段についても、新幹線や夜行バス、飛行機など様々あります。
こちらについても金額や値段と相談して、一番あなたにマッチした方法を選んで手配して下さいね!

ステップ⑤東京に行って会社の面接を受ける

面接の日取りや移動手段や宿泊先が決まったら、実際に東京に行って面接を受けましょう!

希望の職場に通るためには面接の準備はとても大切です。

  • 志望動機
  • 自分の長所
  • 上京の目的
  • なぜ上京してこの会社で働こうと思ったのか

これらを理論的に伝えることで、手堅く就職を決めてしまいましょう!

転職支援サイトや就活サイトの中には、面接対策講座などを用意してくれているところもあります。

もし面接が不安なら、そうしたサイトの無料の面接講座を先に受けて、万全の状態にしておきましょう。

ステップ⑥家を探す

就職先が決まるまでは、②~⑤の繰り返しです。
無事就職先が決まったら、実際に家を探しましょう!

先ほどもお伝えしたように、東京の会社で面接をするタイミングで内見しておくと、時間を有効活用できます。

職場までのアクセスも考慮してある程度、自宅の候補を絞っていきましょう。
お部屋探しをする上で、人によって優先したいことは変わってきますよね。

  • 職場までのアクセスが良いかどうか
  • 家賃が安いかどうか
  • 部屋が綺麗、新しいかどうか
  • 部屋周辺の治安が良いかどうか
  • 住むエリアの生活環境が整っているかどうか

これらの中から、何を優先したいのか優先順位を決めてましょう。

特に丸ノ内や六本木などのエリアは、家賃相場がとても高額で手が出せません!
なので、これらの勤務地の場合は電車でのアクセスが良いエリアを探すのも工夫のひとつです!

部屋は一度引っ越してしまうと簡単には引っ越せないので、慎重に選ぶようにしてくださいね。

⑦上京の準備をして引っ越す

お部屋も決まって、引越し業者の手配も済んだらついに引っ越しです!

引っ越し業者の費用がどれくらい安く済むかは引っ越し先の距離・荷物の量・シーズンによって変わります。
複数の引っ越し業者に見積もりを取り、比較検討をしっかりしましょう。

引っ越し業者がきまったら、要るもの要らないものをよく考えて荷造りして下さい。
不必要なものを持っていくと部屋が物で溢れかえってしまいます。

忘れ物をしないように気をつけて下さいね。

引越しの際の手順については別の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてくださいね!

上京して就職する際の費用は30万以上かかる

上京して就職するには具体的にどれくらいの費用が掛かると思いますか?

私自身も実は地元は関東ではなく、都内で働くことが決まり上京した身です。

なので私の体験談から、おおよその上京&就職費用についてご紹介します!

上京して就職する際の費用の目安

種類金額

交通費 6万円(3往復分)
滞在費 3万円(3泊分)
スーツ代 2万円
滞在中の雑費 2万円

合計

13万円

滞在中の雑費というのは東京での食事代などのことです。

私は幸い1社目の東京での就活で採用が決まったのでこの金額ですが、1度で決まらなければ無限に費用は掛かります・・・!
「1社目の就活」でも、説明会と面接のために3回行ってるので合計3往復してます。

無事、東京での就職が決まったら、次は物件探しをしないといけません!

敷金礼金で15万、引越し費用で4万、一人暮らし用の家具家電を揃えるのに10万・・・。
上京して引越しをするのにもお金はかなり掛かるので、東京で働くまでに余裕で30万円は飛びますね・・・(悲)

引越し費用を抑えるには?
  • 敷金礼金0円の物件を選ぶ
  • 社員寮・社宅を利用する

お財布とも相談しながら、一番自分が快適に上京生活をスタートできるよう工夫してみてくださいね!

パターン別の上京費用についてはこちらの記事でもっと詳しく説明しています!

上京就活するならどれだけ情報を集められるかが肝心

上京して就活するなら、まず情報戦に勝つことが大切です!
特に、新卒で就活するなら尚更。

説明会や面接は大々的には発表してないのでいかに新鮮な情報を手に入れられるかも重要になってきます。
転職の場合も、条件が良い求人ほど情報を絞って公開しています。

なので、良い求人を見つけるためには、情報戦に勝って面接に漕ぎ着けなければいけないんです!

就活サイトや就活イベントなどを駆使して、あなたにぴったりな就職先を見つけてくださいね。

バイトから始めるなら上京しやすい

中には『夢を追い求めるために上京する』という方もいますよね。

その場合、仕事をするにしても「バイトで生活費を稼げればOK!」という方も多いんじゃないでしょうか?
そんな方の為にバイトをしながら上京するメリットとデメリットをお伝えしますね。

バイトを見つけて上京するメリット

  • 就職先の選択肢が格段に増える
  • 経歴や職歴が無くても始めやすい
  • 正社員よりも圧倒的に採用率が高く、就職が決まりやすい
  • もし肌に合わなくても勤務先を変えやすい

バイトを見つけて上京するデメリット

  • 正社員に比べると収入や福利厚生で劣る
  • 賃貸契約の審査が通りにくい

項目で見るとデメリットが少ないように見えますが、『収入が少ない、入居審査が通りにくい』というのは大きなデメリットですよね・・・。

ただ、どうしても夢を追いたい、早く上京したいのであれば、バイトから始めるのも選択肢のひとつです!

バイトから正社員登用を狙う道もあるので、“早く上京すること”を優先するなら、この方法も考えてみてくださいね。

普通のバイトと比べて高級クラブが稼ぎやすいことをこちらで紹介しているので気になる方はあわせて読んでみてください!

まとめ

最後に、就職&上京をする上で大切なことをまとめます!

  • 具体的なスケジュールを決めて行動すること
  • 就活&上京には高額な費用が掛かる
  • 面接対策は万全に行って、着実に採用をもぎ取ること
  • 就活(転職)サイトやイベントを活用して、新鮮な情報を多く入手すること
  • 物件探しはアクセスや治安など、優先順位を考えて決めること

地元を離れて就活・上京することは、簡単な道ではありません。
ですが、入念な下調べと準備をすれば、憧れの上京生活を手に入れることだってできます!

就職先が決まったら、物件のエリア選びや引越し作業も乗り越えて、楽しい上京ライフを手に入れてくださいね!

高時給バイトで東京暮らしを豊かに!
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