東横線で女性が一人暮らしをするなら、祐天寺・学芸大学・元住吉・日吉・菊名・妙蓮寺の6駅がおすすめです。6駅は1Kの家賃相場に約4万円の開きがあり、通勤先が渋谷方面か横浜方面かによって、暮らしやすい駅が変わります。渋谷勤務なら祐天寺や学芸大学、横浜勤務なら菊名や妙蓮寺が有力な候補です。
この記事では、各駅の家賃相場や通勤時間、スーパーの営業時間など、毎日の暮らしに直結する情報を具体的な数字で紹介します。内見でチェックしたいマンションの共用部や、朝の混雑率・治安のデータもまとめました。
東横線で女性の一人暮らしにおすすめの駅6選

6駅は、家賃と通勤のしやすさ、駅周辺の買い物環境の3点から選びました。東横線は渋谷寄りほど家賃が高く、横浜寄りほど安くなる傾向があります。まずは6駅の違いを一覧で確認してみてください。
| 駅 | 所在地 | 1Kの家賃相場 | 停まる列車 | 主な所要時間 |
|---|---|---|---|---|
| 祐天寺 | 東京都目黒区 | 10.47万円 | 各停のみ | 渋谷まで約6分 |
| 学芸大学 | 東京都目黒区 | 9.73万円 | 急行・各停 | 渋谷まで約7分 |
| 元住吉 | 川崎市中原区 | 7.53万円 | 各停のみ | 渋谷まで約21分(武蔵小杉で乗り換え) |
| 日吉 | 横浜市港北区 | 6.99万円 | 通勤特急・急行・各停 | 渋谷まで約20分、新横浜まで約6分 |
| 菊名 | 横浜市港北区 | 6.96万円 | 特急・通勤特急・急行・各停 | 渋谷まで約22分、横浜まで約5分 |
| 妙蓮寺 | 横浜市港北区 | 6.37万円 | 各停のみ | 横浜まで約7分 |
祐天寺:渋谷方面への通勤と駅前の買い物を両立したい人に
祐天寺は、渋谷へ早く着きたい人と、帰り道で手早く買い物を済ませたい人に向いている駅です。各駅停車しか停まりませんが、渋谷までは約6分で着きます。さらに、改札の目の前には7時から24時まで営業する東急ストア祐天寺店があります。
駅から300〜400mほどの場所には三和やオオゼキもあり、どちらも21時まで開いていて便利です。そのため21時に渋谷で仕事を終えても、祐天寺に着いてからお惣菜を買って帰れます。
ただし、1Kの家賃相場は10.47万円と6駅のなかでもっとも高めです。隣の中目黒で東京メトロ日比谷線に乗り換えられるため、六本木や銀座方面に通う人にも候補になります。
学芸大学:駅周辺の買い物が便利
学芸大学は、駅のまわりだけで日常の買い物を済ませたい人におすすめです。駅の東西に6つ以上の商店街が広がり、600以上の店舗が集まっています。
改札前の東急ストア学芸大学店は深夜時まで営業しているので、終電近くに帰ってきても食材をそろえられます。急行が停まる駅で、渋谷までは約7分です。
なお1Kの家賃相場は9.73万円で、各駅停車しか停まらない隣の祐天寺より月に約7,400円安くなっています。年間にすると約8.9万円の差になり、通勤の速さと家賃の両方を重視する人にはお得な選択肢です。なお、駅の東口側はスーパーが少ないため、買い物のしやすさを優先するなら西口側で物件を探すと安心です。
元住吉:商店街を日常の買い物に使いたい人に
元住吉は、商店街で毎日の買い物をしたい人にぴったりの駅です。西口にはモトスミ・ブレーメン通り商店街、東口にはモトスミ・オズ通り商店街があり、駅の両側に個人店やスーパーが並んでいます。
ブレーメン通りのマルエツ元住吉店は深夜1時まで営業しており、駅から約200mの大野屋元住吉店は22時まで開いています。平日の夜はマルエツ、休日は大野屋でゆっくり選ぶといったように、お店をはしごする楽しみもあります。
通勤は各駅停車のみですが、隣の武蔵小杉で急行に乗り換えれば渋谷まで約21分です。東急目黒線も使えるので、目黒・永田町・大手町方面へも乗り換えなしで行けます。1Kの家賃相場は7.53万円で、祐天寺より月に約2.9万円おさえられます。
日吉:都心・新横浜方面など複数の行き先に通いたい人に
日吉は、渋谷・横浜・新横浜など、行き先が複数ある人に向いている駅です。東横線・目黒線・東急新横浜線・横浜市営地下鉄グリーンラインの4路線が使え、急行や通勤特急に乗れば渋谷まで約20分、横浜まで約15分で着きます。
東急新横浜線を使えば新横浜までは約6分なので、新幹線での出張や横浜アリーナでのライブにも出かけやすくなります。平日は渋谷のオフィスへ通い、月に1回は新横浜から大阪へ出張するような働き方でも、移動の負担を小さくできます。
駅の真上には約90店舗が入る駅直結の東急百貨店 日吉店(旧・日吉東急アベニュー)があり、食品フロアで夕食のお惣菜をそろえられます。1Kの家賃相場は6.99万円です。ただし、特急は日吉を通過するため、乗る列車の種別を事前に確認しておきましょう。
菊名:東横線とJR横浜線を使い分けたい人に
菊名は、東横線とJR横浜線の2路線を使い分けたい人におすすめです。東横線の特急・通勤特急・急行がすべて停まり、渋谷まで約22分、横浜まで約5分で移動できます。
JR横浜線に乗れば新横浜まで1駅で、町田や八王子方面へも乗り換えなしで向かえます。平日は東横線で渋谷へ通い、週末はJR横浜線で町田へ買い物に行くといった使い方も可能です。東横線が止まったときに、JR横浜線で東神奈川へ出て京浜東北線に乗り換えるなど、迂回ルートを選べる点も安心材料になります。
駅から約500mのサミット菊名店は23時まで営業しています。1Kの家賃相場は6.96万円で、日吉とほぼ同じ水準です。一方で、駅周辺は坂や細い道が多いため、内見のときに夜の帰り道も歩いておくと安心です。
妙蓮寺:横浜方面への通勤と日常の買い物を重視する人に
妙蓮寺は、横浜方面へ通いながら家賃をおさえたい人に向いている駅です。1Kの家賃相場は6.37万円と6駅のなかでもっとも安く、祐天寺と比べると月に約4万円の差があります。
各駅停車のみの駅ですが、横浜までは約7分で着きます。駅の西側には商店街があり、近くにはオーケー妙蓮寺店(8時30分〜21時30分)やヨークマート妙蓮寺店(9時〜22時)もそろっています。駅の目の前には妙蓮寺の境内、少し歩くと菊名池公園があり、落ち着いた雰囲気のなかで暮らせます。
渋谷へ通う場合は、隣の菊名で特急に乗り換えて約32分かかります。また、周辺のスーパーは22時前後に閉まるお店が多いので、残業で帰りが遅くなりがちな人は、駅前のコンビニやドラッグストアの営業時間もあわせて確認しておきましょう。
東横線の一人暮らしで家賃・通勤・買い物を比較するポイント

住みたい駅を絞り込んだら、次は物件ごとの条件を同じものさしで比べることが大切です。家賃の表示額や最短の所要時間だけで決めると、住み始めてから想定外の出費や不便さに気づくことがあります。ここでは、物件選びの段階で確認したい4つのポイントを紹介します。
- 家賃は管理費を含む月額と初期費用で比べる
- 通勤時間は列車の停車駅と朝の乗り換えまで確認する
- スーパーは近さだけでなく営業時間と帰宅ルートで選ぶ
- マンションのゴミ捨て場やポストなども注意して観察する
家賃は管理費を含む月額と初期費用で比べる
家賃は、管理費(共益費)を足した月額と、契約時の初期費用をセットで比べましょう。管理費は物件によって0円から1万円以上まで差があり、初期費用も敷金・礼金の有無で10万円以上変わるためです。
たとえば、次の2つの物件では、家賃だけ見るとB物件のほうが安く見えます。
| 家賃 | 管理費 | 毎月の支払い | |
| A物件 | 7.0万円 | 3,000円 | 7.3万円 |
| B物件 | 6.7万円 | 8,000円 | 7.5万円 |
しかし実際に毎月払う金額は、A物件のほうが2,000円少なくなります。また、家賃7万円の物件で敷金・礼金を各1ヶ月分払うと、仲介手数料(税込7.7万円)や前家賃、火災保険、鍵交換代を含めた初期費用は約32万円が目安です。礼金なしの物件を選べば、ここから7万円ほど減らせます。
通勤時間は列車の停車駅と朝の乗り換えまで確認する
通勤時間は最短の所要時間ではなく、自分が乗る時間帯の列車と乗り換えまで含めて確認しましょう。東横線は駅によって停まる列車の種類が違い、同じ駅からでも乗り換えの有無で所要時間が変わるからです。祐天寺・元住吉・妙蓮寺は各駅停車のみで、日吉は特急が通過します。
元住吉から渋谷へは、乗り換えなしの各駅停車で約24分、武蔵小杉で急行に乗り換えると約21分です。3分の差であれば、混雑したホームでの乗り換えを避けて各駅停車に乗り続けるのもひとつの方法です。物件を決める前に、乗り換え案内アプリで平日の出社時刻(例:8時45分着)を指定して検索し、乗り換え回数と実際の所要時間を確かめておきましょう。
スーパーは近さだけでなく営業時間と帰宅ルートで選ぶ
スーパーは、駅や家からの距離よりも、閉店時間と帰り道の途中にあるかで選ぶのがおすすめです。どれだけ近くても閉店が早ければ平日は使えず、帰り道から外れていると夜道を長く歩くことになります。
祐天寺を例にすると、駅から300〜400mの三和とオオゼキは21時閉店、駅前の東急ストアは24時閉店です。平日の帰宅が21時30分ごろになる人は、実質的に東急ストアしか使えません。さらに、駅から家とは反対方向のスーパーに寄ると、暗い住宅街を往復することになります。地図アプリで駅から家までのルートを表示し、ルート上にあるお店の営業時間を確認しておくと安心です。
マンションのゴミ捨て場やポストなども注意して観察する
内見では室内だけでなく、ゴミ捨て場と集合ポストも必ずチェックしましょう。共用部には管理会社の対応や住人のマナーが表れやすく、女性の一人暮らしでは防犯面の判断材料にもなるからです。
内見のときは、次のような点を確認してみてください。
- ゴミ捨て場に、収集日以外のゴミや分別されていない袋が置かれていないか
- 集合ポストからチラシがあふれていないか
- ポストにダイヤル錠などの鍵が付いているか
- 掲示板に不審者や騒音への注意書きが貼られていないか
- エントランスや共用廊下の照明が切れたままになっていないか
住み始めてからは、ポストや玄関に表札を出さず、名前や住所が書かれた郵便物はシュレッダーにかけてから捨てると、個人情報を守りやすくなります。
東横線沿いでの女性の一人暮らしについてよくある質問

東横線沿線での一人暮らしを考えている女性から、よく寄せられる質問をまとめました。
- 東横線沿線の家賃相場はどれくらいですか?
- 東横線沿線エリアは治安がいいですか?
- 通勤・通学時の混雑率はどうですか?
東横線沿線の家賃相場はどれくらいですか?
今回紹介した6駅の1Kの家賃相場は、約6.4万円〜10.5万円です。東京都内の祐天寺・学芸大学は9〜10万円台、神奈川県内の元住吉・日吉・菊名・妙蓮寺は6〜7万円台で、県境をまたぐと家賃が大きく下がります。
もっとも高い祐天寺ともっとも安い妙蓮寺では、月に約4.1万円、年間で約49万円の差です。渋谷までの通勤が15分ほど長くなってもよければ、日吉を選ぶと祐天寺より月に約3.5万円おさえられます。
東横線沿線エリアは治安がいいですか?
6駅がある3つの区は、犯罪の発生件数が全国平均より少なめです。2024年の人口1,000人あたりの刑法犯認知件数は、目黒区が4.93件、横浜市港北区が4.62件、川崎市中原区が4.64件でした。全国では2024年に約73.8万件の刑法犯が認知されており、人口1,000人あたりに換算すると約6件にあたります。
ただし、区単位の数字が低くても、駅前の繁華街と住宅街では状況が異なります。警視庁や神奈川県警察が公開している町丁目別の犯罪データを確認したうえで、気になる物件の周辺を夜に歩いてみるのがおすすめです。
通勤・通学時の混雑率はどうですか?
東横線の朝の混雑率は124%で、東京圏の主要31区間の平均143%より低めです。この数値は、国土交通省が公表した2025年度のデータで、もっとも混む祐天寺→中目黒間の7時50分〜8時50分の平均を示しています。
混雑率150%は肩が触れ合う程度とされるため、平均で見れば身動きが取れないほどの混雑ではありません。ただし、列車や号車によって混み具合は変わります。東横線では平日の始発から9時30分まで、すべての列車の1号車が女性専用車になっているので、混雑や痴漢被害が不安な人は活用してみてください。(参考:名古屋圏は横ばい~都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和7年度実績))
まとめ
東横線で女性が一人暮らしをするなら、通勤先と家賃のバランスで駅を選ぶのが近道です。渋谷へ早く着きたいなら祐天寺や学芸大学、商店街での買い物を楽しみたいなら元住吉、複数の方面へ通うなら日吉が候補になります。JRも使いたい人には菊名、横浜方面で家賃をおさえたい人には妙蓮寺が向いています。
駅を決めたあとは、管理費込みの月額と初期費用、朝の乗り換え、スーパーの閉店時間、ゴミ捨て場やポストの状態まで確認しておくと、住み始めてからの後悔を減らせます。気になる駅が見つかったら、平日の夜に一度歩いてみて、帰り道の明るさや人通りを自分の目で確かめてみてください。





