

就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
実家暮らしを続けているけれど「このままでいいのかな」と感じている人は意外と多いものです。
家族との関係や将来への不安から、無職でも一人暮らしを始めたいと考える方もいるでしょう。
実際のところ、無職のまま一人暮らしをするに3つの方法があります。
しかし、仕事を見つけられる見込みがあるなら、一人暮らしは確実に実現可能です。
この記事では、実際に無職でも一人暮らしを始められる具体的な方法を、現実的な視点でわかりやすく紹介していきます。
賃貸契約の通し方から必要な費用、そして住居と仕事を同時に手に入れる方法まで、あなたが知りたい情報をすべてお伝えします。
もくじ
無職でも一人暮らしは可能?
結論から言うと、無職でも一人暮らしは可能です。ただし、通常の方法では賃貸契約が困難になるため、いくつかの条件をクリアする必要があります。
最も重要なのは経済的な裏付けです。毎月の家賃や生活費を支払える根拠を示すことができれば、大家さんや不動産会社も契約に応じてくれる可能性が高まります。
また、家族のサポートや十分な貯金があることも、無職での一人暮らしを成功させる重要な要素となります。
無職のまま家を借りるための3つの条件
無職の状態で賃貸物件を借りるには、特別な工夫が必要です。
以下では、実際に契約を通すための具体的な方法について詳しく解説します。
- 親に物件の契約者になってもらう
- 家賃半年〜1年分の貯金+保証会社利用で賃貸契約に通る可能性はある
- 仕事を見つけるまでは親に支援をしてもらう
親に物件の契約者になってもらう
賃貸物件の審査では、無職は「支払い能力に難あり」として落ちるケースが大半です。
すぐに仕事を見つけられない場合や貯金が不足している場合は、親に契約者になってもらう方法が最も確実です。
親が契約者、あなたが入居者という形で賃貸契約を結べば、親の支払い能力が審査対象となります。
そのため、親に安定した収入があれば物件の審査に通る可能性が大幅に高まります。
この方法は多くの不動産会社で認められており、比較的スムーズに契約を進めることができるでしょう。
家賃半年〜1年分の貯金+保証会社利用で賃貸契約に通る可能性はある
あなたに家賃の半年分以上の貯金があるなら、保証会社の利用で賃貸契約に通る可能性があります
。たとえば、家賃7万円の家に住むなら42万円から84万円の貯金を用意し、その残高証明を提示することで信用度を高めることができます。
最近では親族の保証よりも保証会社の方が家主に好まれる傾向にあります。これは確実に支払いが保証されるためです。
ただし、保証会社との契約も無職だと通らない可能性があるため、連帯保証人として親をつけることが一般的です。
審査の際には無職で一人暮らしをする理由を聞かれることがあります。
その場合は「上京して○○の仕事に就くため、2ヶ月以内に月収○万円程度の収入を見込んでいる」といった具体的な就職計画を準備しておきましょう。
大家さんによってはその計画に納得して契約を許可してくれることもあります。
仕事を見つけるまでは親に支援をしてもらう
現在仕事が見つかっていない場合、当面の生活費は親からの支援に頼らざるを得ません。
借金をするか、仕送りをしてもらう形になるでしょう。
一人暮らしにかかる費用は大体15万円からといわれているため、親にその経済力があれば一時的に助けてもらうことを検討してください。
ただし、これは あくまで就職活動期間中(3ヶ月程度)の一時的な措置として考えることが重要です。
一人暮らしに必要な費用の現実
無職での一人暮らしを検討する前に、実際にどの程度の費用が必要になるのかを正確に把握しておくことが重要です。
以下では、地域別の生活費と初期費用について詳しく解説します。
- 一人暮らしにかかる月の生活費は?
- 初期費用や引越し費用の相場
一人暮らしにかかる月の生活費は?
地方なら家賃5万円から6万円、生活費込みで月12万円から15万円ほどが目安となります。
自炊の有無や地域差によって大きく変動するのが特徴です。
東京の場合、葛飾区・練馬区・足立区が狙い目で、板橋区なども比較的安価です。
池袋近くの要町、西武新宿線沿いの沼袋、野方、中井なども探せば10万円以内の部屋が見つかります。
費目 | 平均額(円) | 備考 |
家賃 | 73,000〜100,000 | エリアによって大きく変動(23区内は高め) |
食費 | 30,000〜45,000 | 自炊中心なら抑えられるが、外食が多いと高くなる |
水道光熱費 | 8,000〜12,000 | 季節によって変動 |
通信費 | 5,000〜13,000 | スマホ・ネット等 |
日用品・雑費 | 3,000〜6,000 | トイレットペーパー等 |
娯楽・交際費 | 10,000〜30,000 | 個人差大きい |
その他(保険等) | 2,000〜10,000 | 任意加入や奨学金返済等 |
地方都市の場合は家賃が2万円から6万円、食費が2.5万円から3.5万円、水道光熱費が8,000円から11,000円、通信費が5,000円から8,000円、雑費・交際費が1.5万円から3万円となります。
少なくとも1ヶ月の生活費は13万円から18万円程度は毎月かかることを見越しておいてください。
初期費用や引越し費用の相場
引越しの初期費用は敷金礼金、家具家電、交通費など含めて20万円から40万円が相場となります。
できれば50万円の貯金があると安心です。
たとえば7万円の家賃で敷金礼金2ヶ月の物件を契約した場合にかかる費用は以下の通りです。
- 敷金:14万円(7万円×2)
- 礼金:14万円(7万円×2)
- 仲介手数料:7万円(1か月分が一般的)
- 前家賃:7万円(契約月の日割り家賃が加わる場合もあり)
- 保証会社利用料:3.5万円(家賃の0.5か月分が目安)
- 火災保険料:1.5万円程度
- 鍵交換費用:1.5万円程度
ざっくり計算するなら、基本的に家賃の半年分を目安にすると良いでしょう。
これに加えて、必要な家具家電を購入する費用がかかります。冷蔵庫などは安いものでも1万円から2万円、洗濯機もリサイクルショップ品で5万円程度、電子レンジは安いもので良いなら8,000円程度で購入できます。
安くしたい場合は家具家電は持たずに身一つで引越しして、その後ネット等で揃える方法なら引越し代も不要になります。
無職で一人暮らしが危険な理由
冒頭でも説明した通り一人暮らしには相応の費用がかかるものです。
仕事を見つけてからの方がはるかに楽に一人暮らしができるというのが現実です。
以下では、無職での一人暮らしに潜むリスクについて詳しく解説します。
- 無職のままだと賃貸契約が通りにくい
- 無職のままでは楽しい生活はできない
無職のままだと賃貸契約が通りにくい
無職だと支払い能力に不安があるため、そのままでは賃貸物件を借りられない可能性が非常に高くなります。
貯金がしっかりあるか、仕事が決まっていてそれが証明できる状態でないと審査は厳しいのが現実です。
賃貸物件の審査には勤務先への在籍確認などがある場合が多く、嘘をついてもバレてしまいます。
基本的に仕事があった方が一人暮らしに必要な契約ごとはすべてスムーズに進むということは覚えておいてください。
無職のままでは楽しい生活はできない
一人暮らしするには家を確保するだけでなく、その後も続く生活費が必要になります。
一般的に一人暮らしにかかる費用は13万円から18万円程度で、最低でもそれが稼げなければ一人暮らしは維持できません。
親に頼る方法もありますが、「毎月20万円お願いします」と言って許可をもらえる可能性はかなり低いはずです。
また、経済的に親に依存すると自由が阻害される可能性もあります。
親が心配して頻繁に訪ねてきたり、口うるさく説教されたりすることもあるでしょう。
さらに、お金がない状況は精神的な余裕を奪い、判断力を鈍らせることもあります。
家賃滞納による強制退去や、治安の悪いエリアを選ばざるを得ない状況、場合によっては怪しい仕事に手を出してしまうリスクも考えられます。
本当の意味で自由な暮らしのためには、まず経済的な自立が必要です。
仕事と住居を同時に手に入れる方法
ナイトワークやキャバクラのように、寮付き・即入居OKの仕事なら、住まいと収入を同時に確保できます。
しかも賃貸契約自体はお店(その運営会社)がしてくれるので、契約ごとは全てお任せできるのが大きなメリットです。
お店と寮に入る手続きをするだけで入居でき、寮には必要最低限の家具や家電がついているので、初期費用も大幅に抑えられます。
無職から脱出しつつ住居も確保したい方にとって、これは非常に効率的な選択肢といえるでしょう。
無職の一人暮らしについてよくある質問
無職での一人暮らしを検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
現実的な判断材料として参考にしてください。
- 無職で賃貸物件の審査に通るのは無理ですか?
- 無職の一人暮らしが「やばい」と言われる理由はなんですか?
- 一人暮らしに向いていない無職の女性の特徴はありますか?
- 女性が一人暮らしの家を選ぶうえで外せないポイントはなんですか?
無職で賃貸物件の審査に通るのは無理ですか?
無職で貯金がない場合はかなり難しいと思ってください。
ただし、仕事が決まっていて一定期間無職と決まっている場合、十分な貯金がある場合、保証会社と親が連帯保証人についてくれるような場合などは、大家さんによっては審査に通る可能性があります。
重要なのは誠実さと具体的な計画を示すことです。
曖昧な理由ではなく、明確な就職予定や経済的な裏付けがあれば、理解を示してくれる大家さんもいるでしょう。
無職の一人暮らしが「やばい」と言われる理由はなんですか?
とにかくお金がないことで精神的に落ち込みやすくなります。
経済的な余裕がないと人は精神的な安定を保ちにくく、さらに経済的な困窮は判断力を鈍らせることも知られています。
具体的なリスクとしては、家賃滞納により強制退去の可能性、家賃を抑えるために治安の悪いエリアを選びがちになること、怪しい仕事に手を出してしまう危険性などが挙げられます。
周りに支えてくれる人がいない状況では、なおさら悪循環になりやすいといわれています。
ただし、これはあくまで無職のまま一人暮らしをした場合の話なので、仕事を見つけて人と関わり、お金も稼いでいれば心配ありません。
一人暮らしに向いていない無職の女性の特徴はありますか?
家事が全くできない人は要注意です。自炊ができず外食頼りになると、生活費が大幅に増加してしまいます。
また、洗濯ができずに頻繁にコインランドリーを利用するのも費用がかさみます。
金銭管理についても、クレジットカードのリボ払いを使ってしまう人、スマホ課金をする人、1万円札を容易に崩してしまう人も危険です。
無職からの一人暮らしは初めはとにかく節約が重要で、金銭感覚がどんぶり勘定だと非常に苦労することになります。
女性が一人暮らしの家を選ぶうえで外せないポイントはなんですか?
家賃を抑えたいばかりにセキュリティが甘い家を選ぶのは危険です。
一般的に1階や2階は家賃が安めですが、外から容易に侵入できるため避けた方が良いでしょう。
下着を盗まれたり、室内を覗かれたりするリスクがあります。
また、オートロックがない物件も避けることをおすすめします。
駅から遠くて周辺が住宅地(夜遅くに誰も歩いていない)なエリアも、女性には危険な環境といえるでしょう。
多少家賃が高くても、安全性を最優先に物件選びをすることが重要です。
まとめ
無職でも一人暮らしは不可能ではありませんが、経済的な裏付けと家族のサポートが不可欠です。
親に契約者になってもらったり、十分な貯金を用意したりと、通常よりも多くの準備が必要になります。
また、月々の生活費として13万円から18万円程度は確実に必要になることも覚悟しておかなければなりません。
しかし、これらの準備が困難な場合は、住居と仕事を同時に手に入れる方法もあります。
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無職からの脱出と安心できる住環境を同時に手に入れたい方は、ぜひ検討してみてください。