

就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
上京してきた人が驚くことが多いのが、”東京の満員電車”!
東京は電車移動が基本で、日中は多くの人が都心部に集中します。
そのため通勤時間や帰宅時間になると、地方では考えられないほど電車が混雑するのです。
今回は、そんな東京の通勤ラッシュ事情や、特に満員率が高い路線についてまとめました・・・!
東京の通勤ラッシュランキング算出法
電車には各路線・駅ごとに「混雑率」というデータが存在します。日本民営鉄道協会が定める混雑率はこちらで確認できます。
ですが、この数字が多い順にランキング付けしていけば良いのかというと、そうではありません。
なぜなら、電車に乗る人は時期や時間によって目的が全く違うからです。
そのためこの記事では、下記3つの条件を満たした状態での混雑率を算出していきます!
- 電車が最も混雑する午前7時〜8時前後
- 正月やお盆など長期休暇期間は除外
- 電車が平常運転している日のデータのみを集計
私のように地方住みの人間にとって、ラッシュは地獄。
通勤前にその日の体力の半数を持ってかれます。
そうならないように、上京等で東京に引っ越しを考えている方は、当記事を参考にしてラッシュランキング上位駅を回避しましょう!
東京の通勤ラッシュランキング10位~6位
【第10位 JR総武線快速 新小岩→錦糸町】
混雑率 | 181% |
混雑原因 | 快速に乗って千葉から出勤する人が多いため |
総武線快速は千葉と都心をつなぐ大切な路線で、ベッドタウンとして千葉に住んでいる方に人気です。
特に快速は人がパンパンで、始発駅の津田沼駅時点で席はほぼ全て埋まってしまいます・・・。
【第9位同率 東急田園都市線 池尻大橋→渋谷】
混雑率 | 182% |
混雑原因 | 迂回ルートがほぼ存在しないため |
田園都市線沿線の駅は、駅前は栄えているところが多いですが、駅から少し離れると住宅地が多くなるので、そこから都心に通っている人が多いです。
二子新地から先の駅は家賃も安くなります!
田園都市線は、渋谷駅や三軒茶屋駅、二子玉川駅や溝の口駅など、田園都市線以外の電車が通っていない駅が多いので、田園都市線沿線に住むとバスや別の路線を利用して都心に出るということが難しいです。
田園都市線を使う以外に都心への通勤手段が無いことが、混雑の最大の理由ですね・・・。
【第9位 JR中央線快速 中野→新宿】
混雑率 | 182% |
混雑原因 | 新宿で降りる人が少ないため |
中央線快速は八王子、立川、三鷹、吉祥寺、荻窪、中野などに住んでいる方が多く利用します。
ですが、この路線には新宿以外に有名なビジネス街が無いんですよね・・・。
途中で乗ってくる人はいても新宿まで降りる人がいないので、どんどん混雑率が上がるのです。
【第8位 JR埼京線 板橋→池袋】
混雑率 | 183% |
混雑原因 | 本数を増やせない路線のため |
埼玉県と都心を結ぶ埼京線は、板橋宿や赤羽など23区北部や埼玉方面から出勤する多くの方が利用します。
この路線の混雑の最大の理由は、埼京線が通っている路線を他の路線の電車も利用しているため本数を増やせず、限られた電車に人が集まりパンパンになってしまうのです。
【第7位 JR南武線 武蔵中原→武蔵小杉】
混雑率 | 184% |
混雑原因 | 川崎市からの通勤ラッシュが激しい |
JR南武線も人気が高い路線で、特にベッドタウンとして人気の武蔵小杉から乗り込む方が多いです。
数年前は混雑率190%を超えるほど人気の路線でした。
ですが、現在は都市開発が進むと同時に混雑も解消され、この順位になっています。
【第6位 JR京浜東北線 大井町→品川】
混雑率 | 185% |
混雑原因 | 川崎から乗り込む人が多いため |
神奈川県と都心を結ぶ京浜東北線は、通勤ラッシュが激しい路線として有名です。
川崎市を通っていて、そこに住む人が都心に通勤するためにどんどん乗り込んでくるからなんです。
特に途中駅の武蔵小杉は、都市開発も進んでいてベッドタウンとして人気ですね。
東京の通勤ラッシュランキング5位~1位
続いて紹介する5位~1位の路線では、さらに過酷な満員状況を体験する事になります。混雑率200%になると体同士が触れ合い相当な圧迫感があり、スマホを開くのも大変な状況です!
そんな日本全国でも屈指の混雑率となっている、第5位から第1位の路線をご覧ください。
5位 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里
混雑率 | 189% |
混雑原因 | 西日暮里まで降りる人がほとんどいないため |
日暮里・舎人ライナーは特に通勤ラッシュが激しくなる路線です。
降りる人が極端に少なく、乗り込んでくる人が多いため、西日暮里に近づくにつれ混雑率は増す一方・・・。
ただし通勤ラッシュは局所的ですので、7時~8時台さえ避ければ割と空いている路線でもあります。
4位 JR東海道線 川崎→品川
混雑率 | 191% |
混雑原因 | 横浜。川崎など主要なベッドタウンを通っているため |
神奈川と東京を結ぶ東海道線ですが、横浜方面から先は特に混雑します。
横浜、川崎にベッドタウンとして暮らしている人が、都心に出勤するためにどんどん乗り込んできます。
横浜の時点でかなり混雑してきますが、さらに追い討ちをかけるように川崎でさらに乗車・・・!
その結果、都心屈指の混雑率となり、通勤通学に相当な負担となっています。
3位 JR総武線(各停)錦糸町駅→両国駅
混雑率 | 196% |
混雑原因 | 人の乗り降りが激しい駅が多い |
JR総武線は都心の様々な主要駅を通っています。
始発駅の千葉駅や津田沼周辺はそうでもないのですが、特に混むのが錦糸町から両国区間。
秋葉原、御茶ノ水など乗り降りが激しい駅があり、朝も夕方も多くの人でごったがえしています!
通勤時は、人を掻き分けて降りるのも一苦労というくらいに混雑することを覚悟しておきましょう・・・。
2位 JR横須賀線 武蔵小杉〜西大井
混雑率 | 197% |
混雑原因 | ベッドタウンを通っているのに本数が少ない |
川崎や武蔵小杉はベッドタウンとして大人気で、都心に出勤する多くの人口を抱えた街です。
横須賀線は他の路線と比べて本数が少なく、限られた電車に人がたくさん乗車するので、特にピークの時間帯になると、全く身動きが取れないほどパンパンになりますね・・・。
1位 東京メトロ東西線 木場駅~門前仲町駅
混雑率 | 199% |
混雑原因 | 人口が多く、運賃も安いから |
混雑する路線堂々の第1位は、東京メトロ東西線です!
混雑率は199%、ピークの際には200%を超えるほどの路線です。
この路線上には、近年どんどん都市開発が進んで人口が増えている駅が数多くあります。
さらに運賃も安いため、別のルートが存在するのに東西線に乗るという人も多い状況です。
帰宅ラッシュも激しいため、来た電車が既に満員で乗れずに見送った、なんて事も珍しくありません・・・!
東京の通勤ラッシュがキツくない路線
ちなみに、関西で最悪最強の混雑率で有名な「御堂筋線」でも、混雑率147%程度です。
TOP10でご紹介した路線の混雑率がいかに高いのか、一目瞭然ですね・・・!
今度は逆に、通勤ラッシュがそこまでキツくない、穴場の路線についてもご紹介します。
都営地下鉄はそこまで混雑していない
画像引用元:UQWIMAX
浅草線・三田線・新宿線・大江戸線の4路線を運行する都営地下鉄は、朝の通勤ラッシュ時も含めそこまで混雑していません。
都営地下鉄は東京メトロと運賃のシステムが違って、少しだけ値段が高いのがデメリットでしょうか。
例えば、新宿→代々木間の1駅の運賃で見ると、山手線なら140円、都営地下鉄なら180円。
しかし、たった40円で朝の通勤ラッシュがマシになるなら、都営地下鉄を利用するメリットがありますよね・・・!
おすすめポイント!
- 混雑率が130%
- 都営新宿線の船堀~篠崎の間などは女性の一人暮らしにもオススメの街
※都営大江戸線の中井~東中野など、乗り換えが多い駅の周辺は混雑しやすい
各路線の始発駅もおすすめ
朝ゆっくり座って通勤したいなら、各路線の「始発駅を選ぶ」のもオススメです!
ただし直通運転を行なっていない路線の場合は、始発駅だったとしても満員なので注意が必要です。
例えば半蔵門線と田園都市線の直通列車や、東西線と東葉高速線の直通列車など。
特に東西線は、中央線の乗り入れもあるので混雑必至ですね・・・!
おすすめ始発駅
- 都営浅草線 「西馬込駅」:本数が多く、新橋まで22分
- 東京メトロ丸ノ内線 「荻窪駅」:直通列車がなく、新宿まで15分
- 東京メトロ千代田線 「代々木上原駅」:赤坂まで11分
- 東急池上線 「雪が谷大塚駅」:五反田まで14分
個人的には、通勤が楽&物価や家賃が安いです。
物価・家賃を抑えた方が東京生活が楽しくなるのは言わずもがな・・・!
物価・家賃が安い地域が気になる方は、下記を参考にして下さいね。
東京通勤ラッシュランキングまとめ
- 東京の通勤ラッシュは地方では考えられないほど激しい!
- 毎日の通学や通勤があるなら、ラッシュを避けられる路線がオススメ
- 都営地下鉄の沿線に住めば、混雑を避けられる場合が多い
- 始発駅なら座って通勤できる可能性大。ただし直通列車には注意!
いずれにしても、東京の通勤ラッシュは地方とは比較になりません!
覚悟は必要です。
毎日ストレスなく通勤通学したい方は、当記事を参考に混雑の緩やかな路線にある物件を探しましょう!