就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
よく「都会の人は冷たい」と耳にすることがありますが、なぜ、そう感じてしまうのでしょう。
例えば、都会でこんな経験はありませんか?
- 道を聞いたとき、説明してもらってありがたい反面「ぶっきらぼうで冷たいな」と思った
- できるだけ会話を短時間で終わらせようとしているように感じ、寂しく感じた
本記事では、上記のような例が起きてしまう原因や、都会の人を冷たいと感じる5つの理由を解説します。
都会の人の冷たさを感じたときの対処法も紹介していますので、都会の人の冷たさにショックを受けた人や都会に引っ越すのが不安な人は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
都会の人は冷たいって本当?その理由とは
そもそも、なぜ都会の人は冷たいと思われがちなのでしょうか。
その理由には次の5つが挙げられます。
- 都会では人間関係が希薄だから
- 情報が多すぎるから
- トラブルを避けようとするから
- 人が多いから
- 感情よりも論理性が重要視されるから
はじめに、この5つの理由を紹介します。
都会では人間関係が希薄だから
都会には多様な人が暮らしており、人間関係が希薄な環境です。
多様な背景を持つ人々が集まる都会で無理に周りに合わせようすれば、自分のアイデンティティを損なってしまう可能性があります。自分を見失うことは大きなストレスにつながってしまうため、都会の人は必要以上にコミュニケーションをとって人間関係を持とうとしません。
反対に田舎育ちの人はコミュニケーションをとる機会が多いため、「都会の人は人間関係が希薄で、人に冷たい」と感じてしまうのでしょう。
以下に都会と田舎の違いをまとめました。
都会 | 田舎 |
マンションの隣に住んでいる人を知らず、顔も見たことがない | どこに誰が住んでいるか、家族構成もだいたい知っている |
誰とすれ違っても挨拶しない | 人と会うと挨拶を交わし、ちょっとした会話が始まる |
地域の行事やイベントが少なく、地域の人と交流する機会がない | 地域のイベントや行事が多く、地域の人が集まる機会が多い |
両者を比較すると、都会ではコミュニケーションの機会が少ないことが一目瞭然ですね。
情報が多すぎるから
田舎には、田んぼ・山など、のどかな風景が多いです。一方で、都会は高いビルや看板・複雑な道路が多いうえ、人の数も多いので必然的に五感で接する情報が増加します。
情報が多すぎると脳に負担がかかり、体にも心にもストレスを感じてしまいます。そのストレスを回避するために、人は「自分に必要な情報だけを取り入れ、他は無視しようとする」のです。
都会では、ストレス回避のために周りを無視する人が多いため、「都会の人は冷たい」という印象になってしまうのでしょう。
トラブルを避けようとするから
都会の人は、トラブルを避けるために他人に無関心な傾向があります。
本来、人間は「他人との衝突を避けよう」と、防衛反応が働く生き物です。
しかし、都会には違う環境で生まれ育ち、考え方が異なる人が多く暮らしているため、衝突が起きることもしばしば。
そのような環境から自分を守ることに精一杯で、必要最低限のコミュニケーションだけで済ませようとするのが、都会の人が冷たく見える原因です。
悪気があるわけではなく、無用な衝突を避けるための有効策として「無関心」になっているのだと理解しておきましょう。
自分に不利益がありそうな人との関わりは避け、極力トラブルに巻き込まれないようにしているのですね。
人が多いから
人がたくさんいる都会では、「責任回避」の行動を取る傾向があるため「冷たい」と思われがちです。
電車で体調を崩した人がいても、周りが無視しているような光景を見たことはありませんか?
これは、集団では個々の責任感が弱まる心理的要因により「誰かがやるだろう」「やってくれるだろう」と他責思考になってしまうことが原因です。
具体例として、倒れている人が助からなかったアメリカの事件を紹介します。
1964年、ニューヨークで女性が襲われる事件が発生。住宅街で起きた事件で、目撃者や叫び声を耳にしている人が多くいたにもかかわらず、誰一人警察に通報せず、介抱すらしませんでした。
目撃者に「誰かが通報するだろう」「誰かが助けるだろう」という精神が働いてしまったために、女性は放置され、亡くなってしまったのです。
以上のように、人が多いと積極的に動かなくなり、一人ひとりの責任が薄くなることを「傍観者効果」といいます。この「傍観者効果」には3つの要素があります。
内容 | 具体的な考え方 | |
多元的無知 | 周りが積極的に行動しないので、事態は緊急ではないと考えること | 道に倒れている人がいるけれど、他の人も気にせず歩いている。もう誰かが助けを呼んでいるだろうから、様子をみよう |
責任分散 | 周りと同調することで、自分自身が責任を負わなくてもいいと思ってしまう心理のこと | 道で困っている人を見かけたが、助けていないのは、自分だけじゃない |
評価懸念 | 行動を起こしたとき、その結果に対して周囲からいろんな評価を気にして、躊躇してしまうこと | クラスでいじめられている子を助けたら、自分もいじめられるかもしれない |
以上のように、トラブルを見かけても無意識のうちに責任感が薄れ、責任回避の行動をとってしまうので「都会の人は冷たい」と思われてしまうのでしょう。
感情よりも論理性が重要視されるから
都会にいる人全員がそうではありませんが、多くの情報やものが集結している都会においては、感情より論理性を重視する傾向があります。つまり、何でも損得勘定でものごとをとらえるのです。
体調不良でうずくまっている人を見かけても「この人を助けて、自分に得はあるのか?」と、無意識のうちに考えて行動に移さない人もいるでしょう。
以上のような、一見冷たく見える行動をする人の心理には、競争が激しい・いつも評価される立場にいる、という都会の生活環境や仕事環境などが影響しているのかもしれません。
「評価されないことはしてもしょうがない」
「トラブルに関わることで損するかもしれない」
とマイナスな心理が働いてしまうのですね。
冷たい都会人の4つの特徴
次に、冷たい都会人の4つの特徴を、例を交えて解説します。
- 受けた刺激に対して、できるだけ短時間で処理する
例)道で近所の人や顔見知りの人に挨拶されても、一言挨拶するだけで踏み込んだ会話をしようとしない。
- 重要でない情報は無視する
例)満員電車に乗り合わせても、自分にとって重要でない他人の身なりや行動には関心を示さない。
- 責任を他人に転嫁する
例)困っている人がいても自分には助ける責任はないと考える。
人にぶつかっても「自分に非はない」と無視して通り過ぎる。
- 個人的な接触を避ける
例)マンションの隣人に苦情を言うのにも家主を介して、直接相手に接触するのを避ける。
以上4つの特徴から、「都会暮らしは寂しい」「都会の人は怖い」とも思われがちです。
実際のところはどうなのか、都会暮らしの寂しさ・怖さについてこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
都会の人は冷たいと感じた人のリアルなつぶやき
次に、都会に慣れていない人は都会の人のことをどう感じているのか、SNSやインターネットに寄せられた声を紹介します。
都会は冷たい人ばっかやから
染まらんでくれな… なんかあったら聞いてくれな( ◜ᴗ◝ ) (引用元:X) |
本当に東京って心が冷たい人しかおらんな。。涙止まらん。。
(引用元:X) |
東京は冷たい人多いよね。見て見ぬふり多い。
(引用元:X) |
東京の人は冷たいというより他人と関わらないようにしてるんだと思っている
(引用元:X) |
妊娠8ヶ月の時、大きなリュックを背負い1才のコを連れて京急に乗って、混んでて15分位立っていたけど、誰も席を譲ってくれなかった。
そんな状況でチビがグズるので、揺れる車内でお腹大きいから抱っこも辛いなと思いアンパンマンの菓子パン食べさせたら睨まれた。 都会の人は冷たいと感じた。 (引用元:X) |
今日雨で歩道が濡れてたせいで勢いよく滑って転んで尻もちついた通りすがりの人は見て見ぬふりで「大丈夫ですか?」の一言もなくて痛いし恥ずかしいし悲しいしで泣きたくなった東京人冷たい、、
(引用元:X) |
地方出身の人や旅行で都会に行った人が「都会の人は冷たい」と感じている様子がよくわかりますね。
地元と都会との感覚が異なりすぎて困惑しているケースが見受けられます。
都会の冷たさに不安を感じるときの対処法
リアルなつぶやきを見ると、都会の冷たさを不安に思う人や嫌気がさしている人も多いのが事実です。
しかし、そう簡単に引っ越しもできないないですよね。
そこで、都会暮らしを続けていくためにも、都会の冷たさに不安や嫌気がさしている人におすすめの4つの対処法を紹介します。
- 「都会の人=冷たい」という思い込みを捨てる
- プライベートを大事にできる環境だと考える
- 相手の立場を理解して人付き合いする
- 都会のいいところに目を向ける
これらのポイントを詳しく解説します。
「都会の人=冷たい」という思い込みを捨てる
「都会の人は冷たい」と説明してきましたが、そもそも都会には地方から出てきた人も多いため、生粋の都会人は少ないのです。
それなのに、都会以外の人が「都会の人=冷たい」という一方的な思い込みを持っているため、このような意見を耳にすることが増えるのでしょう。
実際、都会にも優しい人はたくさんいます。道を聞いたら応えてくれたり、困っていたら助けてくれたりする人もいます。
思い込みによってマイナスなイメージを持つのではなく、凝り固まった考えを捨ててみてはいかがでしょうか。
プライベートを大事にできる環境だと考える
都会暮らしはプライベートを大切にできる環境です。
前述したように、都会の人は他人に興味を示さず、関わりを減らしていく傾向があります。必要最低限のコミュニケーションだけで済ませ、自分に不利益がありそうな人との関わりは避けようとするのです。
これだけをみると、人間関係が希薄で寂しいと感じる人もいるかもしれませんが、裏を返せば、自分の時間を大切にできるメリットがあります。周囲の人に干渉しない生活を「そういうものだ」ととらえることで、少しは気が楽になるかもしれません。
お互いに適度な距離感があることで、うまく生活できるのだと考えると過ごしやすくなりそうですね。
相手の立場を理解して人付き合いする
都会で円滑に生活するためには、相手の立場を理解することも大切です。
「都会の人は冷たい」と一律で考えてしまうのではなく、目の前の人は「なぜこのような行動をとっているのか」を理解するために寄り添いましょう。
都会の人と都会以外の人では必ずしも価値観が一致するわけではありませんが、都会の人全員が冷たいわけでもありません。相手の立場を理解して、うまく付き合ってくださいね。
都会のいいところに目を向ける
ここまで、「都会の人は冷たい」「人間関係が希薄」などマイナスなイメージを伝えてきましたが、もちろん都会にもいいところはたくさんあります。
田舎に比べると、環境も整っていることが多いです。嫌なところばかりに目を向けるのではなく、都会のいいところを探し、視野を広げてみるのもいいかもしれませんね。
- 仕事が多い
- 公共交通機関が便利
- 商業施設や娯楽施設が充実している
- 医療機関が多い
- 流行や新しいものがすぐ手に入る
- 面倒な人付き合いがない
- テレビのチャンネルが多い
- 出会いが多い
この他にも都会にはさまざまな点でいいところが多くあります。詳しく知りたいと思った方はぜひ、こちらもご覧ください。
まとめ
今回は、都会の人が冷たい理由や、冷たさが嫌になったときの対処法を説明しました。
都会の人の冷たさばかりに目を向けるのではなく、その原因や対処法を知ると気持ちが少し楽になるかもしれません。
とはいえ、都会暮らしでは精神的な不安だけでなく金銭的な不安を抱えるケースもありますよね。金銭面の不安を少しでも減らしたいと考えている人は、今以上に生活費を稼ぐ方法を考えてみましょう。
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本業や学業があっても、スキマ時間で働くことができます。
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都会暮らしにかかるお金が心配な方はこちらもあわせてご覧ください。